2012年01月14日 13時28分更新
《ポジティブアプローチとギャップアプローチ》
このように良かれと思って何気なく使っている言葉が、実はセールスを殺してしまっているというケースがあるわけだ。
実際、私たちの研修でも「引き出しをたくさん持たなければだめだ」と帰結させてしまうセールスの方が多いのに驚くことがある。
私たちは一言も「引き出しは多い方が良い」などと言っていないのだ。
「引き出し神話」が頭にこびりついてしまっているのではないだろうか。
このように、できていないことを指摘してそれを埋めさせようとするマネジメント手法を「ギャップアプローチ」と言う。
逆に、できないことではなく、できていることにフォーカスしてそれを伸ばそうとするマネジメント手法を「ポシティブアプローチ」と言う。
日本でも昔から「良いところを褒めて伸ばせ」と言われているが、これがポジティブアプローチだ。
次回、ポジティブアプローチとギャップアプローチについてさらに掘り下げてみたいと思う。