2012年01月01日 14時19分更新
一所懸命に手を打つのだが、なかなか状況が改善できない(悪化していく)時は、打ち手を間違えていると考えるのが妥当だろうと思う。
しかし、多くの場合悪い状況を引き起こしている因果関係の全体像を把握できないため、どうしても「モチベーションが低い」とか、「業績が悪い」という症状に対する対応、つまり対症療法に頼ってしまうのだ。
しかも多くの場合、施策を打つ立場の人達には、自分の施策が事態を悪化させているという認識がない。
そんな状態を表したシステム図がこの「誤った是正措置」だ。
先日の日経ビジネス(2011.7.11号)に、日本マクドナルド社長の原田永幸さんの経営塾なる企画があった。
原田さんは、アップル日本の代表を務めたあと、7期連続赤字中のマクドナルドをV字回復させた経営の達人で、原田さんの言葉の中に「システム思考」の概念を感じることができる。
原田さんは、売上げが下がってくると(症状)、誤った是正措置を取り、それがさらなる悪化を招いていると指摘している。
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