2013年07月16日 11時02分更新
先週の日本経済新聞に「ネット生命保険」の記事が掲載されていましたね。
ライフネット生命保険とアクサダイレクト生命保険という「インターネット専業」の生命保険会社が開業したのは2008年!
今から5年も前のことです。
両社は右肩上がりの成長を続け、5年間で保有契約は合わせて20万件を超えました。
今年4月に楽天生命がネット販売を始めるなど参入する生命保険会社も増えつつあります。
ですが、業界全体の年間保険料収入37兆円に対し、ネット生保のシェアは僅0.02%にしか過ぎません。
ネットの利便性をうたいながら、大半の場合は契約手続きがネット上では完結せず、例えば、解約返戻金がない保険商品を販売する際は保険業法によって書面によるやり取りが義務付けられているとか、健康診断書のコピーを送付するといった手続きの煩雑さ等もあり、普及が遅れる一因となっていると日本経済新聞ではまとめていました。
1990年代後半からネット取引が始まった証券や損害保険が、ネット経由取引の割合で証券が83.2%、損害保険が6.6%に達しているのに比べると極端に浸透度が低いですね。
生命保険は「何の為に加入するか?」という保険に加入する「目的」から考えなくてはならない商品です。
この時期になると御巣鷹山での日航機墜落事故を思い出しますが、亡くなった多くの方が家族を想いつつ無念にも命を失われました。肉親を突然失った家族の寂しさは想像を絶すると思いますが、この際に生命保険金がしっかり支払われれば少なくとも保険金が生活を支え、お子様たちの夢の実現も可能となります。
故に生命保険は「ラストラブレター」と言われています。
「ラストラブレター」をネットで申込出来るかと言えば、それは無理だと思います。
日本人独特の死生観からしても保険を商材として扱うネット生保は中々受け入れられるものではないと考えます。
「ラストラブレター」をご一緒に作成するために保険ショップは存在します。保険ショップの中にも保険を商材として扱っている所が数多くありますが、各地には志をしっかり持った保険代理店が存在し、お客様の保険への利便性を考え、保険ショップを運営している所も多くあります。
東京資本の全国に数多く出店している保険ショップでなく地元に根差した保険代理店が運営する保険ショップを探してみればお近くに沢山あると思います。
夏休みはお子様と一緒に生活する時間も長くなりますので、もう一度、家族のことを考えるいい機会だと思います。
是非、お子様連れでお近くの地元の保険ショップに足を運ばれては如何でしょうか?