2016年03月10日 17時54分更新
東日本大震災から5年を迎えます。
「まさか」のようなことが現実に起こり、リアルにテレビ中継され、自然の恐ろしさをリアルタイムで全国の方がメディアを通じて共有し、首都圏では帰宅難民が街を埋め尽くしました。どれもこれも信じがたい光景でしたが、終日メディアを通じて報道されましたことも東日本大震災の特徴の一つだったと思います。
読者の方々も、「それぞれの3・11」を思い出されていると思います。
原発の信じがたいメルトダウンまで引き起こされ、都心から外国人がアッと言う間に誰一人いなくなったりしました。
亡くなった方、1万5890人!
行方不明の方、2589人!
全ての方に「家族」があります。
幼い子供と奥様を残し無念に亡くなった方々。
幼くして亡くなり、輝かしい未来を突然閉ざされた方々。
身体が不自由で逃げることも出来ないまま家族の無事を祈りつつ亡くなった多くのお年寄りの方々。
最後まで住民の避難を優先して亡くなった自治体の方々。
全ての魂が無念であったと思います。
こうした方々を忘れることなく、生き残った者は命のある限り復興を果たして行かなければなりません。「生き残された」者の使命だと思います。そして、魂の叫びを伝え残して行かなければなりません。
亡くなった多くの方々の無念を伝えて行きましょう。
自然に対して人は全くの無力であることを伝え残して行きましょう。
生き残った方々の限りない寂しさを伝え残して行きましょう。
津波の現実をきちんと伝えて行きましょう。
国や自治体の対応を伝えて行きましょう。
東京電力の対応を伝えて行きましょう。
家族の大切さを伝えて行きましょう。
こうしたことを決して忘れてはいけません。
怒りも忘れてはいけません。
特に全国で保険に携わる者は決して忘れてはなりません。
東日本大震災から5年!
まだまだ大震災のキズは各地に残っています。
心の傷が無くなることはありません。
全国の皆様、真摯に思い出して、それぞれの想いを考えてみましょう!!
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深野 康彦 04月22日16時10分