2018年12月06日 18時34分更新
「みまもりあいプロジェクト」は、社団法人セーフティネットリンケージが、誰かの「助けて欲しい!」という緊急事態に対して「地域にいる協力者を募って、皆で助け合える仕組みを作りたい!」という想いから立ち上がったものです。
「1年間に日本で現金を落として交番に届けられる金額=毎年平均160億円前後」という統計データがあります。本プロジェクトは、日本人がすでに持つ「困っている人は助けたい」とする「互助」の気持ちをICT(情報通信技術)がサポートする発想で生まれた「見守り合える街」を育てるプロジェクトです。具体的には、「緊急連絡ステッカー(名称;みまもりあいステッカー)と「捜索協力支援アプリ(名称;みまもりあいアプリ)の2つの仕組みを使って見守り合える街作りを支援していきます。
認知症の方が施設から抜け出した、子どもがいなくなった、観光地に遊びに来たら一緒に来た祖父がいなくなった等々の場合に、この「人」を登録しておくと、家族等が「探して連絡」を発信すると「捜索協力支援アプリ」をダウンロードされた方々に案内を送られ、皆がボランティアで探し人を探し出すというスキームになります。
で、この探し人を探すということを実体験できるイベントがあります。それが、「みまもりあい・かくれんぼ」イベントです。探して欲しい人の写真と特徴を入力して発信、この情報を受信した人たちが一斉に探し、探し出せたらスタンプが貰え、5人を探し出せたら賞品が貰えるというイベントになります。
スマホを持って、子ども達は遊び感覚で、探し人を探します。実際に横浜の公園を使ってのイベントを見学して来ましたが、イベント自体としても盛り上がって面白いと思いました。実際にいなくなった認知症の方や子ども等を探す際も、この経験は生きると思いました。
この「みまもりあいプロジェクト」を全国の保険代理店で展開できないかと考え、一般社団法人結心会の2018年11月の定例会でプレゼンをしていただきました。保険代理店は認知症の保険や民間介護保険の販売もしており、みまもりあいプロジェクトは保険と一緒に取組むべきだと考えています。
そして、全国の保険代理店が自治体と提携して「みまもりあい・かくれんぼイベント」を実施できないかと考えています。企業や介護施設等とタイアップして実施して当イベントを実施しても地域のコミュニティの構築に役立つ考えています。
因みに、緊急連絡ステッカー(みまもりあいステッカー)は「有料」となります。落とし物、忘れ物が心配な方は、鍵や財布、カバン等々の「モノ」にステッカーを貼っておくと手元に戻ってくる可能性が高まります。
全国の保険代理店の皆様、ステッカーの販売も含めて是非取組みいただき、地域を守っていきませんか。
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