2018年11月30日 17時51分更新
テレビを観ていたら、ソニー損保のネット火災保険のCMが流れていて、慌ててソニー損保のホームページを検索してみました。
ホームページには、こんなニュースリリースがありました。
「ソニー損害保険株式会社は、2018年10月15日から、インターネット専用の火災保険(以下「新ネット火災保険」)の販売を開始しました。
新ネット火災保険は、住宅や家財を対象とした個人向けの火災保険で、台風や豪雨、地震などの自然災害による損害や、日常生活における賠償事故まで幅広く補償します。インターネット専用商品とすることで事務コスト削減による低廉な保険料を実現したほか、お客様のニーズに合わせて補償を選択していただくことで、さらに保険料を節約することも可能です。
地震による損害の補償の充実も図り、ダイレクト保険会社では国内で初めて「地震上乗せ特約」をセットできるようにしました。制度上、地震保険の保険金額は火災保険金額の50%までしか設定できませんが、ソニー損保の新ネット火災保険では、「地震上乗せ特約」をセットすることで地震による損害の補償を最大100%(火災保険と同額)まで拡大することが可能です。」
天災が続いたことで来秋には各保険会社が保険料の値上げを発表しましたので、ソニー損保の保険料は魅力的だと思います。ネット見積もりをトライしてみる価値はあると思いますね。
「地震上乗せ特約」は、地震保険で支払われる保険金と同額が上乗せして支払われる特約になります。結果、100%補償となる訳ですが、同特約は地震保険の上乗せ補償として、地震保険の保険金額を50%に設定した場合にのみにセットできます。
割引は、ネット損保らしく「証券ペーパーレス割引」が設定されていて、保険証券不要の場合は火災保険の基本補償の保険料から3%(最大500円)割引されます。
ソニー損保の自動車保険のテレビCMは日々放送されていて見慣れた感がありますが、火災保険のCMには少し驚きました。自動車保険は「自動走行」等もあり、今後10年後が見えない状況にあります。自動車メーカー自体が車は所有するから利用するに変わるとしてMaaSの取組強化を発表している以上、自動車保険単体では10年後に市場は無いと思います。ソニー自体とタイアップしてIOTに保険を絡ませるとインシュアテックに走れば未来が見えてくると思いますが、難しいのでしょうね。
自動車保険は万が一事故があった場合に、ネットでは心配という考え方があるようで、なかなかネット系はシェアを拡大できず、一方、不良契約者の流入を押さえられないこともあり、経営自体は厳しいと思います。自動車保険に代わる存在にできるか、注目したいと思います。
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