2013年05月15日 00時00分更新
先日の夜のニュースで見たのですが、巷では「褒め方研修」を取り入れる企業が増えているそうです。
よく聞く語録では山本五十六の
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」
これには続きがあって、
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
こう読んでみると、常に相手の立場に立って相手と心を通わせ、信頼関係があってその上で
「ほめる」という言葉が相手に響くのかなと思います。
ただやみくもに褒めればいいというものではありませんが、「人を褒める」ということを
日頃どのくらい意識してやっているかといえば ちょっと「??」かもしれないですね。
どんなに大人になっても、人から自分の行動について「承認」されたいという気持ちは必ずあります。
そのニュースによれば、人は叱られてばかりいるとその叱られた部分しかやらなくなり(見えなくなり)、
逆に褒められた人は褒められたこと以上に他に気を配り、大きな成果につなげていくということだそうです。
それが、「褒める」とい研修やセミナーが重要視されている理由なのでしょう。
叱られてばかりだと、次に叱られたくないので それに関する報告内容のことばかりに気が入ってしまい、
大きく物事を考えることができなくなります。
その時間だけをうまくやり過ごせればいい、というような愚かな状態に陥ります。
そうなってくると、自分の本来の強みが徐々に生かせなくなります。
人から「承認」の言葉、つまり 「あなたのやっていることを受け入れています。とてもいいと思っています」
というようなニュアンスの言葉を小さくてもかけられると、
相手から自分は認められていると感じて、もっとがんばる気持ちになります。
人を「褒める」こと、意識して声にしてみませんか。
部下の営業日誌を見て、
「全然顧客数が増えてないなあ」「成果が低いな」と思うものであっても、
そこで褒められる内容をひとつでも探してみてください。
見方が、かわります。相手を表面(成果)でしかみていなかった自分にも気が付くかもしれません。
怒号や叱責の声に、人は立ち向かい続けることはできません。
小さな努力でも、褒められたい (ここにいていいよって、承認されたい)。
あなたも、そうではありませんか?
AFI-FUJI(非該当)-67
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