|

介護離職について考える|とれたて!損害保険|上野 直昭

とれたて!損害保険|上野 直昭

とれたて!損害保険

Check

介護離職について考える

 

先週17日は「父の日」でしたが、お父さんに感謝の気持ちを伝えられましたか?

 

5人に1人が65歳以上の高齢者という超高齢化社会の日本ですが、いよいよ団塊の世代が65歳以上の所謂「高齢者」となって行きますので、10年もすると超・超高齢化社会にプラス「介護」の問題も深刻化して来ますね。

30~40代の子世代にとっては、自身の「子どもの教育」に加えて「親の介護」という二つの重い負担を抱えることになる訳です。

 

その上、50歳になっても結婚をしていない所謂「生涯未婚率」は男性で5人に1人という実態ですので、今度は介護をするために仕事を辞めざるを得ないという「介護離職」問題が発生してきます。

特に、団塊ジュニア世代は兄弟姉妹数が相対的に少ないので、介護を分担する余力も小さく「介護のために離職」する方は相当数生じることが容易に予測出来ますよね。

 

しかも、この世代は「管理職」であり、「介護離職」は管理人材の突発的な流失を意味し、企業そのものの継続性を危うくするものとも考えられますよね。

従って「介護離職」の問題は社会だけでなく、経済にも大きな打撃を与えることとなるのです。

 

ここで、改めて「介護離職」についての実態を、数値から見ていきたいと思います。

総務省「労働力調査」で2010年の実績を見ると、前職が非農林業の雇用者で過去1年間に離職した人は563万人で、うち家族の介護を理由に離職した人は8万人という状況でした。で、男性元正社員という縛りで年齢別に見てみると、実に51%が40~59歳、30%が60歳以上と、当たり前の事ながら中高年に偏った結果となっていますが、15~39歳でね19%もある実態となっています。

何と過去5年になると「56万人余り」の方々が介護離職されてて、見過ごせない数となっています。

 

企業は「介護休業」や「介護休暇」の制度をきちんと整理しておく必要がありますね。

では、こんな場合、補償してくれる保険は無いのでしょうか。

個人としても所得補償保険で介護離職した場合、補償してくれたら、どんなに助かるでしょうね。しかし、現在、こうした保険はないという状況です。

でも、せめて「民間の介護保険」には加入しておいて介護時の費用負担を軽くするようにはしたいですよね。

かつて損害保険会社も介護費用保険を販売していましたが、現状、販売している所はないと思います。民間の介護保険と言えば、生命保険各社が販売していますので、是非一度ご検討されることをお勧めいたします。

 

誰もが脳卒中とか心臓発作とかでポックリ逝きたいと思っていますが、残念ながらそうはいきません。若いうちから介護については対処しておく必要があると思います。

父の日を考えつつ介護保険を考えると言うのはお父さんに失礼ですが、こんな機会にこそ少し真面目に考えてみませんか?

何となく「タブー視」されている介護の問題を家族全体で考えてみるべきですね。

関連キーワード:
生命保険  
損害保険  
access
クレジットカード
保険

とれまが保険は、一般社団法人日本ライフマイスター協会、一般社団法人保険健全化推進機構結心会、Insurance Service、三井住友海上、アフラック生命保険株式会社、セコム損害保険株式会社、富士火災インシュアランスサービス株式会社、ひまわり生命、エース損害保険株式会社、KABTO、アイアル少額短期保険株式会社の監修・記事提供を受けて運営されています。当サイトは閲覧者に対して、特定の金融商品を推奨するものではありません。当サイトに掲載されている情報は必ずしも完全なものではなく、正確性・安全性を保証するものではありません。当社は、当サイトにて配信される情報を用いて行う判断の一切について責任を負うものではありません。

一般社団法人 日本ライフマイスター協会 一般社団法人 保険健全化推進機構 結心会 Insurance Service

三井住友海上 aflac セコム損害保険株式会社 富士火災インシュアランスサービス株式会社

ひまわり生命 エース損害保険株式会社 KABTO アイアル小額短期保険株式会社

保険代理店 (457)

  •  生命保険

    生命保険(せいめいほけん)とは、人間の生命や傷病にかかわる損失を保障することを目的とする保険で、契約により、死亡などの所定の条件において保険者が受取人に保険金を支払うことを約束するもの。生保(せいほ)と略称される。

  •  がん保険

    がん保険(がんほけん)とは、日本における民間医療保険のうち、原則として癌のみを対象として保障を行うもの。癌と診断された場合や、癌により治療を受けた場合に給付金が支払われる商品が多い。保険業法上は第三分野保険に分類される。

  •  医療保険

    高額の医療費による貧困の予防や生活の安定などを目的としている。長期の入院や先端技術による治療などに伴う高額の医療費が、被保険者の直接負担となることを避けるために、被保険者の負担額の上限が定められたり、逆に保険金の支給額が膨らむことで保険者の財源が...

  •  年金保険

    年金保険(ねんきんほけん)とは、保険の仕組みを使い、保険料の拠出が前提となっている年金制度。主として私的年金のことを言うが、公的年金の仕組みを指すこともある。 先進国の公的年金はほとんどが保険料の拠出を前提とする制度を採用しており、財源を税のみで給...

  •  自動車保険

    自動車保険(じどうしゃほけん)とは、自動車の利用に伴って発生し得る損害を補償する損害保険であり、強制保険と任意保険とに分類される。農協や全労済などで取り扱うものは自動車共済と呼ばれる。

  •  損害保険

    損害保険(そんがいほけん、英: general insurance, non-life insurance 、仏: assurance de dommages)は、損害保険会社が取り扱う保険商品の総称。略して損保(そんぽ)とも呼ばれる。

  •  火災保険

    火災保険(かさいほけん)は損害保険の一つで、建物や建物内に収容された物品(住宅内の家財用具、工場などの設備や商品の在庫など)の火災や風水害による損害を補填する保険である。

Copyright (C) 2006-2024 sitescope co.,ltd. All Rights Reserved.