2012年06月11日 11時35分更新
季節も良くなったので、釣りに出かけたくなりました。ネクタイ派手夫は瀬戸内育ちで海も近かったので子どもの頃はチヌとかタコなどを釣りに良く出かけていたものでした。でも、釣りは海や川とかの自然が相手なのでリスクも一杯あります。そこで、自己防衛として「釣り保険」に加入という所ですが、残念ながら保険金支払いが多額に及んだため、現在、釣り保険を販売している保険会社も少なく、自己防衛が出来ない状況になっています。こうなると、少なくても釣り船を使って釣りに行かれる場合には「釣り船業者」にはしっかり保険に加入しておいて欲しいものですよね。
釣り船業者が加入する保険としては「遊漁船業者総合保険」なる商品があります。損害保険会社は、こうしたリスク毎に保険を作っていてきめ細かいですよね。
では、遊漁船業者総合保険はどんな補償があるのでしょうか。
まずは「賠償責任保険」が主契約となります。
釣り船で海に出ていて偶然な事故によって釣り客にケガをさせてしまった場合に釣り船業者が被る法律上の損害賠償責任を負担するというものです。悪天候にもかかわらず運航し船が転覆し乗船していた釣り客が亡くなったような場合が考えられますよね。
同じ賠償責任としては、操縦ミスで他の船と衝突して相手船舶を損傷させた、釣り船の「待合室」の床が一部はがれていたため釣り客がつまづきケガをさせてしまった、釣り客を瀬渡しした磯が崩れていたため釣り客にケガをさせたといったような場合も補償してくれます。
この主契約に「捜索救助費用」も補償されます。
遭難した釣り客を救助するための費用を補償する保険ですね。
そして、「傷害見舞費用」も出ます。
岩場に瀬渡しした釣り客が転んでケガをして入院されたため見舞金を釣り船業者が支出した場合、これを補てんしてくれる保険です。
釣りをされる方は是非ご利用される釣り船業者に保険加入しているかを確認された方が良いと思いますよ。基本的には保険加入は義務化されているはずですので未加入はないと思いますが、気の利いた釣り船業者は、これらの補償以外に釣り客自身の傷害保険や賠償責任保険までオプションで付けてくれている所もあると思います。
保険加入の内容で、その釣り船業者がリスクに対してどう対処しているかが分かるというもの!
海シーズン開幕するとジェットスキーといったマリンスポーツも花盛りとなりますが、マリンスポーツされる方はジェットスキー保険やヨット・モーターボート保険にしっかり加入してから楽しんで下さいね。
自然、特に海を相手にした場合、想定外のリスクが一杯潜んでいると思います。
まずは現在加入の保険がどういった場合に対応できるかを確認してみましょう!
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