2013年07月29日 12時01分更新
ネクタイ派手夫が大切にしている作文があります。
生命保険協会が毎年実施している「作文コンテスト」のかなり昔の入選作ですが、心にしみるので大切に今でもセミナーの度に使わせていただいています。
保険を募集する人全てが、この作文を読んで、「何のために保険の募集をしているか!」を理解してもらうために活用させていただいています。
保険募集には、こうした「使命感」が必要です。
最近の保険ショップは「保険を商材として売っている」所や「不動産屋さんとして保険ショップを運営している」族が増えました。
保険は「愛」です。
保険は「愛」の「原点に返る」ために、是非、「母に言えなかった言葉」という作文をお読み下さい。
【母に言えなかった言葉】
突然、事故が起こったのは、私がまだ8歳の頃。
暑い夏、大好きだった母は、何も言わず天国に旅立ってしまいました。
母子家庭だった私は、祖父母に育ててもらいました。
年金生活の中で私は、中学、高校、短大と進学し、今から思うと、それを当然の事と思い、贅沢もたくさんしていました。
当然のことを当然のことではないと知ったのは、私が短大の卒業式を迎えた日のこと。
祖母は私にこう言いました。
「あなたのお母さんね。貧乏だったけど、生命保険にだけはちゃんと入ってくれていたの」と。
そして、そこから、私が進学するたびにお金を引き出していたこと、私を育てるための生活費用に使っていたことを話してくれました。
母は私に何も言い残さずに逝ってしまいました。
しかし、母は、私にしっかりと道を歩ませてくれていたのです。
もう残り僅かとなった母の保険金は、もうすぐ私の結婚費用として無くなろうとしています。
私のたどってきた道には、いつも母の支えが、愛情が注がれていた事に、今更ながら感謝し、あの日、母に言えなかった言葉を心の中で何度も繰り返しています。
「ありがとう」と。