2015年10月08日 17時45分更新
駅の階段の右端を歩いたことがおありだろうか。
大体、階段の端の壁には手すりが付いている。
もちろん、付いていないところもある。
体調の良い時は、階段の真ん中付近を、軽やかなステップで
駆け上がったり、駆け降りたりする。
時には、ゆっくり前を行く方にイラつきを感じたりしながら。
しかし、ひとたび、自分自身が膝に痛みを感じたり、足を怪我したりして、
階段の端を手すりに頼って歩かざるを得ない時には、
足の不自由な人が、あるときは一段ずつ、あるときは手すりや杖を頼りに
階段の端を一歩一歩降りたり登ったりされているのに気付かされるだろう。
端を歩いている人の何と多いことか。
自分がそのような状況になった時に限って、同じ様な境遇の人が増えた
ような気がするものだ。
こんなに沢山、歩行に苦労されている方々いるのか!と。
しかし、その時に増えたわけではない。
自分に気付きが起こっただけだ。
「人は意識したものしか見えない」とは良く言ったもので、
本当にその場になってみないと気づかないものだ。
「転ばぬ先の杖」とは良く言ったものだ。本当にありがたい。
しかし、「転ばぬ先の杖」を、年収の10%程の値段をつけて売り切る
ことは、本当に難しいものかもしれない。
その効用を説得できるのは、実際に階段の端を一歩一歩痛みをこらえて
登った経験のある者なのかもしれない。
もし自分がそのような状態になった時は、神様の采配で、
気づきをお与えになったと理解すれば良いのかもしれない。
気づいたり、気付かされたり。
そして、「気付きの提供」をしていくのが、
保険コンサルタントの人生かもしれない。
これは神様の代わりの仕事か?とは、言い過ぎだろうか?
幸い、私も最近膝が痛い。
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