2015年09月29日 18時44分更新
大阪御堂筋を久しぶりに歩く。
季節柄、ギンナンがポツリポツリと落ちている。
酒のツマミには欠かせない代物だ。
こいつを手に入れるのは、当然下を向いて拾って歩くのだが、
以前、東京神宮前のイチョウ並木で経験した事を思い出した。
フッと上を見上げた、その時の驚き。
下を向いて見つけられるギンナンは数個だった。
それはそうだ。皆んなが拾っているからだ。
しかし、上を向いて見つけた光景は、
たわわに実るブドウの房のようなギンナンだった。
何十個もの固まりだ。
ブドウ狩りに行って、下を向いて、
ブドウをひとつづつ拾って歩く人はいない。
ギンナンも、上を向いて収穫すれば大漁間違いなし。
下を向いて拾って歩く収穫は囚われか。
私たちのマーケティングも同じようだ。
囚われを捨て、視点を変えれば、宝が見えるかもしれない。
同じ場所でも、高さを、角度を変えて見てみよう。
「見方を変えれば、味方が変わる」
と、尊敬する友人が言っていた。
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