2012年03月07日 16時23分更新
スギ、ヒノキ、スズメノテッポウなどの花粉が原因となる花粉症の季節となりました。敏感な方は既に症状が始まっているかもしれません。花粉症の方にはつらい季節ですね。
さて、花粉症はアレルギー性鼻炎の一つですが、正確には季節性アレルギー性鼻炎とよばれます。つまり1年間の中で一定時期だけ鼻炎の症状が現れる病気です。たとえばこの時期のすぎ花粉アレルギーです。アレルギー性鼻炎は、IgE抗体によるI型アレルギー疾患で臨床的には、発作性反復性のくしゃみ、水性鼻漏、鼻閉などの症状があります。
これに対して室内塵、ダニなどを原因とするアレルギー性鼻炎は、通年性アレルギー性鼻炎とよばれます。
アレルギー性鼻炎の全国的な有病率は、通年性アレルギー性鼻炎が約10~20%、花粉症は約10~15%といわれています。通年性アレルギー性鼻炎と花粉症の有病率は近づき、両者の合併患者も増加傾向にあります。
いずれのアレルギー性鼻炎であっても、その重症度は、その3つの主症状である「くしゃみ」「鼻漏」「鼻閉の強さ」の組み合わせで決められます。さらに鼻閉型の重症例では、鼻中隔弯曲症、慢性副鼻腔炎、肥厚性鼻炎などを合併していることもあるので注意が必要です。
これらのアレルギー性鼻炎を増悪させる基礎疾患があるときは、その治療も行う必要があります。年間を通じて鼻炎の症状がある場合には、一度耳鼻咽喉科の先生にスギ花粉などのアレルゲン以外の原因疾患がないか調べてもらうのが良いかもしれませんね。
ちなみに、鼻中隔弯曲症と慢性副鼻腔炎の手術は、一般に医療保険の手術給付金の支払対象です。残念ながら花粉症の一般的手術治療は手術給付金の支払対象とはなりません。
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