2018年05月31日 18時27分更新
深夜早朝の宅配がテレビで紹介されていました。
ご承知のように、大手の宅配業者は今、人手不足に加えて再配達があまりにも多く、コストがかかるからと値上げしたり、最終の配達時間を早めたりしていますが、その一方で、「逆転の発想」のサービスが動き出しています。
夜11時。東京都内を宅配車が走ります。大手がとっくに営業を終えているこの時間帯が書き入れ時となります。ある家に届けたのは、クリーニング店からの衣類。客の指定を受けて1時間単位で配送し、「日中、家に誰もいない共働き世帯や一人暮らしのビジネスパーソン」に人気とのことです。
この宅配サービスは、大手の宅配業者がひしめく昼間の時間帯には、あえて参入しません。その代わり、大手が手を出せない朝6~9時と夜9~12時に、トラックとドライバーを集中して手配します。
カギを握るのは「在宅率」です。再配達が少なく、むだなく荷物を届けることができるので、売り上げを確保しやすいのです。
この仕組みをつくったのは、ソフトバンクの系列企業「マジカルムーブ」。社長自身も宅配の荷物の受け取りに苦労し、課題を感じていて、「多くの企業が尻込みする分野にこそ、イノベーションを起こすチャンスがある」と考え、事業化したものです。
深夜早朝の限られた時間に着実に配送を行うために、会社はGPSを活用したシステムを開発。その日の配達先や道順をアプリに細かく配信することで、むだな運転を極力減らします。またお客様には、一つ前の配達が終わると、自動でメールが送られます。このメールによって、客は自分の時間を邪魔されず、安心して荷物を受け取ることが可能になるといいます。この辺りがソフトバンクっぽいですね。
昔、保険ショップの深夜営業の企画を考え提案しましたが却下されたことを思い出しました。また秋葉原で「メイド保険ショップ」の提案もしましたが、一蹴されましたね。
しかし、ライフスタイルが多様化する今こそ、こうした従来の考え方を逆転したサービスが必要かと考えます。深夜営業の店舗は大阪・新地に出店しようと考え、そこにお勤めの多くの女性に保険相談をしようと考えました。多くの経営者の方も来られるので、ここに保険相談する場所があっても良いかと思います。皆さん多忙で、保険相談する時間はないと思いますので、「場」を作ることは喜ばれると思います。
「ニッチなところにビジネスチャンスあり」。
視点の転換が大切だと思います。
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