2012年05月24日 10時23分更新
先週、路面店での集客にポスティングが役立つというテーマで書いた所、非常に多くの反響をいただきましたので、今回は「ポスティングの意義」について書きたいと思います。
恐らく、未だに、この「ポスティング」をしているのは保険ショップ位ではないでしょうか。実は、保険ショップでは毎月数千枚のチラシをスタッフ自らが足を運んでポスティングしているんですよ。ちゃんとポスティングする枚数を毎月「予算化」して数値目標を決めて実行しているのです。例え、保険ショップであろうとも、こうした地道な努力なしでは集客に繋がらないのですよ。分かっていますか。ショップさえ出せばお客様が来られると勘違いしていませんか?
実際、出前寿司で有名な「銀の皿」もポスティング命でやり続け好成績をあげていますよね。雨の日には他のポスティング業者がポスティングをしないからと言ってわざわざポスティングしているとも聞いています。流石!頭が下がる思いです。
ちなみに、このポスティングを保険販売手法として本格的に使い始めた所は何処かご存じですか。そうです!「保険市場」でお馴染みのアドバンスクリエイト社です。その当時は、保険のチラシをポスティングしても、体の体調が悪いのを黙って保険加入する人が増えるだけと何処の保険会社もNGだったと聞きます。こうした逆境の中、ある保険会社と一緒に手書きチラシを作られ、社長自らが配布に走り回り、そうしてチラシを見たというお客様から事務所に電話が入って、商品のご説明をした上で詳細な資料・申込書をお送りして成約するという流れを築かれ、保険代理店として初の上場を果たされた会社ですね。
今でも9月になると当該社が初めてポスティングを開始した日を「ポスティング記念日」として、初心に帰って、社長、役員を含めた全社員が1日かけてポスティングをする日があります。一人2000枚のチラシを配布されて、担当エリアに一戸一戸ポスティングをしていきます。9月中旬でまだまだ暑いですが、一軒一軒気持ちを込めてポスティングをしていきます。最近はポストの形状も複雑なものが多くてポストに入れる際に手をケガすることも良くありますが、負けずにやり抜くのです。
最近はポスティングに対するコンパージョンが大幅に下がりましたが、こうした努力を全社員がすることで、「保険ショップにご来店されたお客様お一人お一人が如何に有難いか」を身に浸みて理解させるために実施されています。
そうです。ポスティングをすることは、それ自体が集客に繋がることもありますが、保険ショップに来店いただくお客様の有難さを感じるために続けて行くことが必要だと考えます。これこそが、ポスティングをする意義だと考えています。
全国CMを流してお客様を集客する、雑誌媒体に記事広告を出してお客様を誘客するということ自体否定はしませんが、これではお客様の大切さが徐々に失われると考えています。
我々保険募集人は機械ではありません。お客様への感謝が無いと機械になってしまう気がしてなりません。
如何ですか?
お客様への感謝の念を抱くためにもポスティングをしてみませんか?
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