2011年12月11日 13時46分更新
前回から続きます。
私が実施するコーチングリーダーシップの研修で、参加者に必ずお聞きすることがあります。
それは、「あなたが話をしたくなる人はどんな人ですか?なぜですか?」というものです。
一番多い答は、「話をよく聞いてもらえるから」「信頼できるから」ということです。
そして2番目に多い答は「なぜか頭が整理できるから」ということです。
今日は一番目について考えてみましょう。
聴き上手は信頼されるということですね。
前回お話しした優積セールスレディの彼女は、お客様のおっしゃることを実に上手に聴いていました。
「聴く」に上手・下手はないとお考えでしょうか。
コミュニケーションプロセスの世界では、傾聴の際、陥りがちな落とし穴といくつかのコツがあります。
「話を途中で遮る」とか「相手の話を途中で判断してしまう」などは典型的な落とし穴です。
また傾聴のコツとしては、「リフレクションを忘れない」ということがあげられます。
これは何かというと、聴いているということを、相手に分からせる行為です。
相手の話を聴いていたとしても、上手に反応してあげないと、聴いてもらっていないと思われてしまう、ということです。
もっとも基本的なリフレクションは、「アイコンタクト」つまり「目を見て聴く」ということです。
せっかく心を開いて話をしているのに、相手が書類やPCを見ていたら誰だっていい気はしませんよね。
アイコンタクトは信頼されるリフレクションの超・基本だと言えます。
リフレクションにはいくつかのコツがあり、どれを使うかによって相手が感じる信頼度が変化します。
みなさんは、どのように相手の話を聴いていらっしゃるでしょうか?
次回は、2番目「相手の頭を整理してあげる」コツについて考えてみましょう。
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