2016年09月08日 18時58分更新
毎年9月は損害保険協会が「地震保険拡販月間」として昔から取り組んでいます。
9月に何故、地震保険拡販に取り組むかというと、9月1日に関東大震災という未曽有の大災害の教訓から9月1日が防災の日と位置付けられているからですね。
テレビCMもスタートし、テレビでこのCMを観て、地震保険拡販月間ということを思い出しました。
これだけ多くの地震が日本を襲っているにも関わらず、地震保険普及率は2015年度で29.5%に過ぎません。2010年23.7%、2005年20.1%、2000年16.0%と確実に世帯加入率は増加傾向にありますが、正直、まだこんな普及率という感がしますね。皆さんは、どう感じられましたか?
都道府県単位で見ると、こんな普及率です。
流石に未曾有の被害があった宮城県は51.5%、関東大震災があった東京都で36.1%、地震保険設立のきっかけとなった新潟県で20.6%、過去大地震を経験した兵庫県で25.6%、大阪府で30.7%、南海トラフで大地震が起こる可能性が高いと言われている和歌山県で24.5%という状況です。かなり差がありますよね。
因みに、世帯加入率の最低は長崎県の13.9%、次いで沖縄県の14.3%、島根県の15.3%と続きます。
全国の保険代理店の皆様、9月は意識して地震保険加入率を上げるべく、全てのお客様にご案内をして下さいね。折角、損害保険協会がCMまで放送してくれていますので、保険代理店の社会的使命だと思って案内を徹底して下さい。
いざ地震があった場合、地震保険は役に立ちます。
これまでの地震保険の保険金支払いでは、何と言っても東日本大震災が最も多く、実に1兆2706億円もの保険金がお役に立っています。先般の熊本地震での保険金支払いは3488億円、1995年の阪神淡路大震災では地震保険加入率が少なかったこともあり783億円の支払いに留まりましたが、お役に立っています。
9月1日は防災の日で東京都では都を挙げて防災に取組みます。避難訓練なども各企業で実施されると思いますが、万が一のことを想定されて全員の方が参加して下さいね。避難訓練は必ず役に立ちます。保険会社は保険販売するだけでなく、万が一の際におケガ無く非難できるようなアドバイスもしてくれるところが多いので相談してみて下さい。
全ての損害保険会社は「リスクマネージメント」に注力していますので、一度、皆さま個々のリスクマネージメントを受けられることをお勧めています!
備えあれば憂いなし!!