2013年12月02日 10時24分更新
可愛い名前でケラケラよく笑う小娘を想像させるが、実は家内の友人で、
55才のおばさん(失礼!)のあだ名である。
よく似た勘違いは、ピロリンキン、おっと間違い、ピロリ菌、正式には
「ヘリコバクター・ピロリ菌」である。ヘリコプターみたいでもある。
コイツはやっぱり可愛い名前だが、かなりの悪だ。今ではWHOによって
胃ガンの主な発症原因とされている。
さて、昨今、「いいオトコ」は食道がんに気を付けたほうがよいようだ。
中村勘三郎、サザンの桑田佳祐、なかにし礼等。
しかるに、なんとなく胃が重い「いい男」の部類の私は、心配になって
内視鏡検査を受けることにした。
実に16年ぶりだった。
最近は機器の改良で随分楽になったと聞き及んでいて、前回もそんなに
苦しくなかったので、看護師の提示した麻酔はご遠慮することにした。
「麻酔をすると、今晩、お酒ダメですよ」の言葉が引き金だ。
結果、塗炭の苦しみを味わった。これは、人によってだろうが、私には
麻酔が必要だったようだ。
心配していた胃、十二指腸、食道にガンはなかったが、ピロリ菌による
胃の荒れが発見された。
そこで、ピロリ菌退治の治療を始めた。
以前は自由診療でお金が掛かったが、昨今は健康保険が適用される。
しかし、10年ほど前にこの治療を受けた友人は「辛かった」と言って
いたことを思い出し、恐る恐る治療を始めた。
治療たってなんてことはない。2種類の抗生剤と胃薬を朝晩一週間服用
するだけだが。
副作用の注意書きに「めまい・胃の痛み・下痢・呼吸困難・血便…」
などなど書いてあり、友人の言葉を思い出したことも手伝って、
不安とともに始めた。
改めて振り返ると、一日か二日便がゆるかったかな~ぐらいで、
お酒も飲んでたし。
あっという間に一週間が過ぎた。
結果は2週間後の検査によるとのこと。
この検査は、呼気のチェックだけで苦しみは全くなさそうだ。
楽しみのような…
多分50年近く一緒に暮らしたピロリ菌と別れるのがさみしいような…
日本人の50代以上の人の8割はピロリ菌を持っているそうな。
そして、胃がんの主な原因となっている、ピロリ菌。
健康保険も適用、治療も辛くない。
ピロリ菌退治、いつやる?
今でしょう!!
前の記事
次の記事