2014年02月17日 13時08分更新
「格安航空会社のピーチ・アビエーション社が保険!?」
こんなニュースが先日日本経済新聞に掲載されていました。
どんな保険かと言うと、「病気や急な出張でピーチの予約便をキャンセルした顧客に運賃を全額返金する」というもの。
何と早くも今月2月からこの保険サービスをスタートさせるとのことで、国内の航空会社での導入は「初」とのことです。
なかなかイイですね。
引受保険会社は、東京海上ホールディングス系列のチケットガード少額短期保険社。
元々、チケット販売大手のぴあもチケットガード少額短期保険社と組んで、急な病気や仕事でイベントに行けなくなった人向けに「代金を全額補償」する「チケットガード保険」を扱っており、イベント・チケットが航空チケットに拡大した感じですね。
具体的にはこんな感じ。
「国内空港を出発する全ての国内線と国際線が対象で、離陸後のキャンペーンにも対応できます。顧客はピーチのホームページかを通じ、航空券の予約後7日以内に保険を申し込めます。病気やケガ、宿泊を伴う出張、交通機関の遅延、親族の死去、自宅の火災などが理由でキャンセルした場合、本人と同行予定者一名の運賃を全額支払うというもの。」
保険金請求の際には、医療機関の診断書や遅延理由書等を提出する必要がありますが、通常発生する「キャンセル料」がかからなく、その分、保険料負担となりますが、お得感はありますね。
通常キャンセル料は出発前の取り消しで500円~4000円、離陸後だと1000円~9000円位かかるとすれば、運賃の一割程度の保険料負担は仕方ない範囲かと思います。
ピーチ社は、顧客の中心が20~30代の女性や時間にゆとりのある中高年であり、こうした保険サービスを導入することで、ビジネスマンへの顧客層拡大を狙ったようです。
このように「保険」を切り口に「本業」支援する企業が増えています。
一般的な保険ではなく、こうした「本業に隣接した保険」を考え、「企業の顧客サービスの一環」として活用することで、企業ブランドは大きくアップすると考えます。
こうした企業にマッチした保険商品作りには「少額短期保険社」が有効です。
損害保険で1000万円、生命保険で300万円と保障金額に上限がありますが、「顧客に喜んでいただる」商品では十分な金額だと考えます。
ブランディング化を目指している企業の皆様!
「保険」を切り口にしたブランディング化を検討されては如何でしょうか。
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