2014年02月24日 13時36分更新
保険業法改正についてのセミナーを現在展開しています。
一月に東京の結心会「定例会」でスタートさせ、その後、松山、大阪、博多、静岡、神戸と五か所で開催し、総勢400名近い保険代理店様、保険会社社員様が参加いただきました。
とにかく、今は「業法改正に伴い保険代理店は如何に態勢整備をしていかなければならないか」を学び、そして「今すぐ第一歩を踏み出す」事が必要だと考えています。
第一歩として、保険代理店毎に「内部規程」を作ることが求められています!
ポイントは、代理店「個々」としての内部規程を作ることです。保険会社からのマニュアルをもって規程としてはならないと明言されていますので、保険会社に頼ってはいけません。
その為には、代理店の組織の中に「各部署」を作って、各部署ごとに現状を把握し、どうするかを決めて「内部規程」を作ることが必要です。
内部規程には、こんなものが必要となります。
<項目例> ・ コンプライアンス部署の役割・責任及び組織に関する取決め ・ 法令等遵守の状況のモニタリングに関する取決め,報告・承認プロセス ・ リーガル・チェック等に関する取決め(例えば,内部規程,契約書,取引・業務等のうち,リーガル・チェック等を行うべきもの) ・ 法令等の研修・指導等の実施に関する取決め ・ 役職員・募集人が遵守すべき法令等(保険業法,保険法,消費者契約法,金融商品販売法,金融商品取引法,犯罪収益移転防止法,個人情報保護法,景品表示法,会社法,当局のガイドライン等)の解説・留意点 ・ 役職員・募集人が法令等違反行為の疑いのある行為を発見した場合に連絡すべき部署等(コンプライアンス部署,内部通報窓口等) ・ 不祥事件等の処理手続等に関する取決め(不祥事件等の判断基準を含む。) ・ コンプライアンス部署と保険募集管理部署及び顧客サポート等管理部署の連携・情報伝達に関する取決め など |
要するに、「コンプライアンス・マニュアル」を作ることです。
ここは、顧問弁護士の先生と打合せして作られることをお薦めします。
あくまで、代理店「個々」としての「コンプライアンス・マニュアル」を作る必要があります。
それぞれの代理店の「保険募集チャネル」ごとの問題点を洗い出し、これを防ぐためにどういう対処が出来るのか、万が一コンプライアンス事故が発生した場合どういう流れで報告しコンプライアンス委員会で議論し解決していくという流れを作ることが肝要です。
このあたりは保険会社毎のコンプライアンス・マニュアルがあると思いますので、イイ所取りして作られてみては如何ですか?
【次回に続く】