2014年12月15日 12時11分更新
駅での出来事。
昇りエスカレーターで、前に立つご婦人の、コートのベルトが目の前に。
そこには何と、クリーニング・タグが安全ピンで留められているでは
ありませんか…。
しばし迷いましたが、「大変失礼ですが、クリーニングのタグがついて
いますよ」と声を掛けました。
ご本人からは全く見えない背中の位置。
「本人は知らないが他人が知っている」
…待てよ、この言葉どこかで聞いたことが…
そうだ「ジョハリの窓」だ!
「ジョハリの窓」とは、自分をどのように公開、ないし隠ぺいするかという、
コミュニケーションにおける自己の公開と、コミュニケーションの円滑な
進め方を考えるのに提案されたモデル。
このケースは「盲点の窓」だ。
もう一つ。
「写真」を見たことがない未開の集落へ、カメラマンが訪れました。
部族の集合写真を一人一人確かめつつ見ていた酋長は、しばし上機嫌でした。
が、ある男の顔を見て急に機嫌が悪くなりました。
「誰だ、この男は!真ん中で偉そうな顔しやがって。見たことのないやつだ!」
と…。
もうみなさんはおわかりでしょう。
これも「盲点の窓」ですね。
もっと身近だと、顔についているごはん粒、歯についている海苔です。
みんなに笑われても自分自身はわかりません。
これが、他人にわかって本人は気づかない窓なのです。
ジョハリの窓には4つの窓があります。
1つは「解放の窓」…自分も他人も知っている自己。
2つ目は「秘密の窓」…自分は知っているが、他人は知らない自己。
3つ目は「盲点の窓」…自分が気づいてないが、他人は知っている自己。
4つ目は「未知の窓」…誰からもまだ知られていない自己。
「解放の窓」を大きくして、「秘密の窓」を小さくすれば、
人とのコミュニケーションがうまくいくそうです。
その手段は、「気づき」です。
気づきは、意欲や成長を生むそうです。
♪ありのままの~♪
自己を開示すると、人とのコミュニケーションが高まるそうです。
これをきっかけに、「ジョハリの窓」のような心理学を
もう少し勉強してみませんか。
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