2011年11月29日 23時22分更新
2月下旬のとある日、20歳の新米介護士を訪ね仕事上の苦労話、仕事の楽しさ、人の老いを見て何を感じているかなどを聞く機会があった。
その時の私の感動、興奮、反省の一部を皆さんにも知っていただきたくレポートします。
彼女の勤める介護施設は職員数30人、入居ベット数は90床でデイケアーとショートステイも行っている中くらいの規模の施設である。
聞いたポイントは
1)入居老人の特徴
2)介護家族は大変という具体的事例
3)人の看取り
4)20歳の君が見た大人って何?
である。
家ではおとなしい人が、施設に来ると我儘言い放題で言うことを聞かない。家では家族に迷惑をかけたくないから我慢しているのだろう。
一方の我儘は家に帰りたいから出ると思う。
職員は介護に大変だが、うちの老人はおとなしい人だから施設の職員は楽だろうという。
このギャップがトラブルになる。
家族は施設で職員に暴力を振るったりすることなど考えられない。扱いが大変だといっても信じてくれないで、「あなたの接し方が下手なのよ~。しっかり介護してよ~」とすごい剣幕で怒鳴られる。
20歳の私には反論する技法は無いので黙ってしまう。
手で自ら髪を抜いて頭髪が見る見るうちに薄くなっていくお年よりもいる。ストレスからだと思うが、家族から見ると職員の介護のしかたが悪いといわれ私がしかられる。
::家族(子供)が旅行に行きたいのでショートステイを利用する。
お年寄りを3~4泊で預かることになるが、お年よりは「息子に捨てられた」といって半日もなき続ける。
「捨てられた、どうしよう。息子に電話して迎えに来てといって」といい続ける。これには皆閉口するが、ベテランは巧く処理する。
入居中の人の中には話好きなおばあちゃんがいるのでそのおばあちゃんにお願いし、話し相手になってもらう。同じ年代のお年寄だと安心するようだ。
実に辛抱強く一時間でも2時間でも話を聞きうなずき、同調し、泣いている人の心を落ち着かせてくれる。
わたしはただ感心して、自分の未熟さを恥じる。
東日本大震災を迎える3月、保険ショップは「防災」イベントを展開している所が多いと思います。ストレートに東日本大震災を...
ネクタイ派手夫 03月10日17時52分