2012年06月04日 17時12分更新
先般、日本経済新聞に4月に開業した商業施設「渋谷ヒカリエ」に入居しているある化粧品ブランドの接客が取り上げられていました。
何と、お店に入る時に、3種類の色の「腕輪」が選べるというもの。
その色分けの意味は次の通り。
◆白の腕輪は「早く買い物を済ませたい」
◆ピンクの腕輪は「自分で自由に試して楽しんでいます」
◆黄緑の腕輪は「時間があるので接客して下さい」
なかなか面白い取り組みだと思われませんか。
お店に入る時に自由に選べるこの腕輪は、お客様が黙って「メッセージ」を店員に伝えるためのものなのです。
百貨店で扱うような高級ブランドは「接客販売」が当たり前でしたが、「気楽に入って商品を手に取って欲しい」と雰囲気作りを優先されたとのこと。
来店される方の約半分が腕輪をされて、うち6割はピンクの腕輪、つまり「自分で自由に楽しんでいるので声はかけないで」をチョイスされるとのこと。
「ブランドの力が試される」と新聞は記事の最後を締めてましたが、なかなか~って感じですよね。
保険ショップでも以前から同じ様なコンセプトのものを導入されている所があります。
ショップの入口に、こんな表記がしてあるんですね。
この三つの中からチョイスしていただき、保険ショップの接客ブースに座っていただくというものです。
こうして時間が限定されていると保険ショップに入り易いですよね。
大抵の方は15分コースをチョイスされて入店されますが、だんだん熱を帯びて来て大半の方は保険相談まで行かれるんですよ。
こうした「誘客」も一つの手法ではありますよね。
実際にこの手法を実践している保険ショップでは、接客ブースにきちんと時計が置いてあり、15分コースの場合、最初に15分のタイマーをセットしてから保険の質問を聞きに入ります。このリアリティーがまた良いですよね。
保険ショップは「サービス業」であると常々ネクタイ派手夫は申しておりますが、お客様目線で考えてこそ出てくる発想だと思います。
自身の保険ショップの来店が少ないと嘆かれているスタッフの皆様、まだまだ打つ手はあると思いませんか?
思ったら、直ぐに「実践」してみましょう!
思って実践して、上手くいかなかったら修正して、また実践する・・・を繰り返して行けばいいんです!
ショップの場合、とにかくやってみることが肝要です!
前の記事