2012年10月22日 10時15分更新
最近、少額短期保険をメディアが取り上げる機会が増えましたね。
生命保険会社や損害保険会社が販売している「主契約プラス特約といった契約」の「特約」部分だけを取り出して少額短期保険ではこれを主契約として販売している所が多く、その意味で「大手保険会社を百貨店とすると少額短期保険業者はコンビニ的存在」と表現出来るかと思いますが、漸く保険業界でもコンビニに光があたってきたというところでしょうかね。
その少額短期保険業者の中でも、必ず取り上げられているのが「葬儀保険」です。
葬儀費用として必要な50万円とか100万円とかの金額が受け取れるということで葬儀保険と称しています。
自分が死んだ時に葬式で家族に負担をかけたくないので、こうした保険があれば入っておきたいと思いますよね。
最近は亡くなった病院から直接火葬場に送ってしまう「直葬」が多く、葬儀費用もかけないようにされているようですが、ちょっと遺族としては寂しいですよね。
不景気を反映してか、最近は大学病院に遺体を「検体」をする方も多く、この場合、検体後に大学病院が埋葬してくれるため費用は全くかからない訳ですが、こうしたことにならない様にする為にも、せめて葬儀保険に入っておければ入っておきたいですよね。
と言っても葬儀保険自体は新しい商品ではなく、従来からある「毎年更新するタイプの掛け捨て型の定期保険の少額保障保険」に入るというイメージになります。
保険業者によっては、死亡時の保険金受取人を「葬儀会社」として、亡くなったら葬儀会社が保険金を受け取り、この範囲内で葬儀を執り行うといった契約も出来るため、如何にも葬儀保険と言う感じでしょうね。
当然、高齢者の方が多く加入されていますが、毎年の掛け捨て型保険ですし、しかも保障が少額出すので保険料もそんな大きな金額とはなりません。問い合わせが多くなっているのも納得ですよね。
葬儀保険の保障金額を決めて、その金額内で、生前にご自身で葬儀内容を決める方も多くなっていると聞いています。
最近では経済評論家の金子さんが亡くなられた際、葬儀に参列された方々に自身が録音されたメッセージを流され注目を集めましたが、まさにこうしたことをやる方々も増えて来ています。
生きかたにこだわりをお持ちの方は、死に際にもこだわりがあるのでしょう。
そういった流れで今後益々「葬儀保険」は注目されると思いますし、少額短期保険も益々色々な時代を反映した保険商品を世に出して注目を集めて行くと思います。
少額短期保険、皆さんも是非ご加入を検討してみて下さい。
お近くの来店型保険ショップで扱っている所も多いですので、まずは相談に保険ショップに寄って確認されることをお勧めいたします!
前の記事
次の記事