2012年10月29日 16時39分更新
「実は、持病や障がいをお持ちの方は一般の保険会社が販売する医療保険への加入が困難である。」という常識?が生命保険業界にはありますが、世間ではあまり知られていません。
加入が困難な理由は、持病や障がいを持っていることが、身体・健康面にリスクがあると見なされ、生命保険会社では契約の引受を拒むケースが大半なのです。
こうした方々は「保険弱者」と呼ばれていますが、こうした保険弱者の方を守ろうとする保険会社もあるのです。
今年9月に設立された「トライアングル少額短期保険株式会社」もその一つ。
「うつ病」、「ダウン症」、「知的障がい」、「てんかん」、「総合失調症」を患われている方でも加入できる医療保険を販売しています。
国内の障がい者は、視覚障がい、聴覚障がい、内部障がい等の「身体障がい者」が500万人以上、ダウン症、自閉症等の「知的障がい者」が79万人、うつ病、躁うつ病、総合失調症、てんかん、適応障がい等の「精神障がい者」が56万人もいらっしゃいます。
障がい者手帳交付数で実に「全国638万人もの方が障がい」を持たれています。
保険弱者として片づけられる数ではありませんよね。
障がい者向けの保険としては、同じく少額短期保険業者の「ぜんち共催」社が販売していますが、精神障がいの方まで保障しているのは、当該社のみです。
これまで保険に加入できなかった層ですので、全国の保険代理店の皆様が営業いただき、素晴らしい保険商品を世に送り出していただきたいと思いますね。
こうした保険商品を販売する保険業者は熱い想いを持ってオリジナルに保険を創っていますが、残念ながらなかなか販売流通には乗らないケースが多く、想いのある商品が知られないままという結果になっています。
こうした商品を扱うことは、社会貢献性が高く保険代理店としても評価が高くなると思いますよ。
少額短期保険業者には、不妊治療中の方も加入できる医療保険や糖尿病でも加入できる医療保険を販売している所もありますので、少額短期保険業者の複数の取扱を是非検討いただければと思います。
少額短期保険を取り扱うには、まずは少額短期保険の「資格」を取得することが必要ですので、まだ資格をお持ちでない方は資格取得からスタートして下さい。
今、保険代理店には、こうした「志」、『コンセプト』が必要です。
熱い想いを表現するためにも、少額短期保険業者の保険弱者を救う保険を是非販売してみて下さい!
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