2013年08月22日 07時26分更新
突然死(sudden death)とは、「予期していない突然の病死」のことです。突然死は急死ともいい、医学的には発症から死亡までの時間が24時間以内の内因死と定義されています。年間約10万人が突然死で死亡しています。突然死の原因には、急性心筋梗塞、狭心症、不整脈、心筋疾患、弁膜症、心不全など心臓病によるものが6割以上と多く、ほかに脳血管障害、消化器疾患などがあります。 突然死の中でも心臓病に原因するものを特に心臓突然死(sudden cardiac death)といいます。40歳代から50歳代の働き盛りに多い心臓突然死は、年間約6万5000人と推定されています。 心臓突然死の一般的危険因子には次のものが考えられています。
年齢(高齢>若年)
性(男>女)
突然死の家族歴
心拍数(>75/分)
生活習慣(喫煙,食事など)
激しい運動
高血圧
糖尿病
左室肥大 心筋梗塞や肥大型心筋症などの器質的心疾患に伴う持続性心室頻拍はしばしば致死的となります。これは致死的不整脈とよばれ、いわゆる不整脈死に至ります。つまり心臓突然死の直接の原因として重篤な不整脈があるということです。持続性心室頻拍の他に、危険な不整脈としては、心室細動、一過性心室細動(トルサード・ド・ポアンツ)、房室ブロック、ブルガタ症候群、QT延長症候群などがあります。不整脈の治療としては、抗不整脈薬による薬物療法から植込み型除細動器(ICD)、カテーテル・アブレーションなどがあります。
以上のことから分かるように、不整脈という病名の告知は軽症から重篤な不整脈を意味していますから、生命保険会社も新契約の引受に慎重となることが理解できると思います。不整脈の懸念がある場合には、診査医扱で心電図検査も一緒にしてもらうことをお勧めいたします。不整脈の原因となる心臓の器質的疾患がなことの告知も重要ですね。
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