2018年05月11日 17時50分更新
「パラダイムシフト」という言葉をご存知でしょうか。
その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することをいいます。
当たり前のことが当たり前でなくなった金融業界の中、特に保険業界に今求められているのは、この「パラダイムシフト」だと考えています。
そのためには、まず先入観を無くすことが大切です。
こんな事例があります。
『Dr.シュワルツェネッガーさんが、公園で遊んでいる子どもが喉が渇いたというので、ビールを飲ませました。そこに警備員が来て「美味いか」と言いました。さて質問です。Dr.シュワルツェネッガーさんと警備員の関係は何でしょうか。』
そんなに難しい問題ではないと思いますので、答えは自分で出してみて下さい。
しかし「先入観を無くして考える」ことは大変なことでもあります。
創造的破壊が、そのためには必要だと考えています。
まずは現状をぶち壊すことが必要です。保険代理店で今更、保険会社の言うことを聞いているところは無いと思いますが、そもそも経営そのものを知らないサラリーマンに経営指導できる訳はありません。ある保険代理店の方は、保険会社が言うことと真逆なことをやり続けたら大きく成長できたと仰っていました。保険会社神話的先入観こそ直ぐに捨て去り自身で情報を聴きに動くべきなのです。人が動くと書いて「働く」という漢字になります。待っていては完全に「茹で蛙」になるだけです。積極的に動くことで今まで接して来なかった人たちと交わい、知識や体験を積むことが出来、結果「脳が、そして身体が働く」のです。
このパラダイムシフトを体験するにはもってこいの場所があります。それが一般社団法人保険健全化推進機構結心会です。「強い心と柔らかい頭」を持ち合わせた組織だと自負しています。
ある代理店さんは、結心会に加入して多くの勉強をし、自身が変化したことで、「最近はことある毎に保険会社の役員、社員が色々な事を聞きに自分の所に来るようになった。結心会に入会していなければ考えられないことだ。」と仰っていました。
保険代理店は「質」を求められています。保険会社が方向軸を相談しに保険代理店に来る実態があれば、保険会社から見て当該代理店の質は極めて高いという位置づけになるのではないでしょうか。
どうせだったら「質を極めて」みては如何でしょうか。
そのために前提を変えたパラダイムシフトを実践していきましょう。
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上野 直昭 10月15日17時34分