2012年03月22日 11時06分更新
これから何回かに分けて会議司会のコツについて書いてみたいと思います。
現代ではファシリテーションという言葉が定着しつつありますね。
ファシリテーションは司会の一種と言えますが、例えば結婚式の司会などとはちょっと違います。
それは、会議を「ゴール」に導くという役割があるからです。
ですから、話が横道にそれたときには軌道修正を促し、また、意見が出ないときには発言を促すなどと言った「介入」をします。
そうです。「介入」はファシリテーターの役割の一部なのです。
そしてもう一つ。
ファシリテーション(Facilitation)は、フランス語のFacile=Easyを語源としています。
つまり、ファシリテーターは、「Easy Maker=物事を簡単にする人」という意味があります。
会議の参加者が「進行で悩む」ことのないよう、「議論に集中」できるように分かりやすくシンプルに進行させることも大切な役割なのです。
いかがですか?
現代では、ファシリテーション・スキルはリーダーシップスキルの一部であると言われる所以が分かりますよね。
チームをゴールに導くということがリーダーの役割なのですから・・・。
ここで、「チーム」を「相手」と置き換えてみて下さい。
「相手をゴールに導く」。
そうです。営業であればコンサルティング型のセールスにも使うことができますし、先生であれば生徒の指導にも使えます。
また、ドクターであれば患者さんとのコミュニケーション上必要ですし、会社組織の場合、部下社員のコーチングにも必要なスキルです。
次回は、会議におけるファシリテーターの役割について触れてみたいと思います。
前の記事