2012年01月16日 13時07分更新
会議であれ、話し合いであれ、ゴールと流れを考えるのはとても有効です。
例えば、ある決定を下したい会議があったとします。
基本の流れは、「広げる」→「絞り込む」です。
「広げる」というのは、アイディアや選択肢を「たくさん出すこと」が目的です。
「これは無理だろう」とか、「それは現実的じゃない」などという評価を一切せずに、とにかく「洗い出す」ことに専念します。
ブレーンストーミングがこれにあたります。
次に「絞り込み」をおこないます。
まずはたくさん出たアイディアをグループ分けするところから始めるのがいいでしょう。
今までバラバラだったものが整理され、あら不思議、だんだん傾向や絞り込みの糸口が見えてきます。
この段階でいくつかに絞り込みができますし、更に論理立てて考えたい場合には二軸のマトリクスで考えてみる方法が有効です。
2時間かけても決まらない会議が、たった30分で全員納得して終了することができます。
今日一番お伝えしたかったのは、「広げる」ことと「絞り込む」ことを絶対にいっしょにやってはいけないということです。
なぜなら、人間は「広げる」ときには主に右脳を使いますが、何かの基準で評価し「絞り込む」ときには左脳を使うからです。
普段、「今から右脳を使うぞ」とか、「これから左脳で考えよう」などと意識はしませんよね。
ではどうすればそれができるようになるのでしょう?
ここで大切なのが、それを導いてくれる人、つまりファシリテーターの存在です。
会議司会者の必須スキルなのですが、これを身につけると、お客様の頭の中を整理してあげて、お客様が自分で答を見つける手伝いができるようになるんです。
いずれ「とれまがファシリテーションセミナー」でも開催できれば、体験していただことができるかもしれません。
それではまた!