2015年01月13日 10時32分更新
いよいよ保険ショップの各店舗に金融庁入検・ヒヤリングが始まりますね。
ポイントは三つだとネクタイ派手夫は考えています。
一つは、「個人情報の取扱」!
以前も言いましたが、保険ショップにはセンシティブな情報が溢れています。お客様の個人情報を頂戴して保険の見積もりを作った場合、見積もり書やアンケート用紙は完璧な個人情報となります。
当然、保険ショップのバックヤードの特定のキャビネットに施錠して保管してありますよね。バックヤードのドアはカードキーにするなど管理体制を強化してありますよね。キャビネットの鍵は店長のみが管理し、スタッフが個人情報キャビネットを開閉する場合は店長に許可を得て受付簿に記載した上でキャビネットを開けて個人情報の閲覧、一時店頭持ち出しをしていますよね。また、3ヶ月経過して契約に至らなかったアンケート用紙や見積書はシュレッダーにかけた上で保険ショップ「本部」に送って本部ではこれを「溶解処理」にしていますよね。
二つ目は、「高齢者対策」!
高齢者をどう位置付けるかは保険ショップの内部規程に基づけば良いですが、如何に対応するか内部規程をもって決めていますよね。
通常は、高齢者の場合は「親族同席」が原則です。親族が遠方等の場合は、オープンなスペース(個室の応接室とかはNG)で、複数のスタッフで対応し、一度でなく数回に渡ってお話しなければなりませんが、出来ていますか?
大きな声で話しかけ、大きな字をホワイトボードに書いて説明するなど、理解度をアップさせるためのあらゆる工夫をしなければなりませんね。
三つめは、「クレーム対応」!
お客様からクレームが発生した場合、敏速にコンプライアンス委員会を招集し、内容を議論し保険会社とも連携を取りながら解決に臨まなくてはなりません。
問題解決には時間を要してはダメです。迅速な対応が出来るような態勢を作ることが肝要です。
まずは、お客様の「クレーム」、「意見」、「要望」等を吸い上げて確実にコンプライアンス委員会に即時に上がってくるようにしなければなりませんね。この体制を作り上げることが大切で、この流れを保険ショップスタッフ全てが理解して行動できるようにしておく必要があります。わかりますか?これらが「全ての保険ショップ」で「同一の対応」が出来ているかがポイントです。A店舗は出来てB店舗では今一では体制整備が出来ていないことになります。
フランチャイズの場合も、同様なことが求められますが、大丈夫ですか?
せめて、以上の三つ位のことが出来なければ、改正保険業法を乗り切れることは出来ません。
既に、改正保険業法絡みで対応が無理だと判断されて「退店」された所もありますが、正しい判断だと思います。
保険ショップの生き残りをかけて、兎に角一日でも一時間でも早く、動くことが必要なのです!
まだ間に合います!
さあ、スタートしましょうー!!
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