2013年06月18日 13時29分更新
「保険ショップ」単体では、あと3年あるかどうかと常々話しています。
保険ショップが世に出て12年。干支で一回りした今、保険ショップも「変態」する時を迎えていると思います。
保険が「消耗品でない」以上、仕方がないことだと思います。
ここ10年間、常に隆盛を誇っている携帯電話や衣料品、100円ショップ等で販売しているものは全て「消耗品」! 使ってダメになったら買い替える訳ですので、何時までも消費が途絶えることはありませんが、保険は「長期の保障を買う」訳ですので、安易に買い替えはしません。
ロングタームの商品故に、一度加入すれば「用無し」となりますので、病気でもして給付金支払いが発生するとかしない限り、保険ショップに寄りつかなくなります。
従って、保険ショップ単体としては常に新規のお客様を開拓し続けないといけません。しかし、保険に関心のある層の開拓はなかなか難しいもの。。。。
そこで、入口を消耗品にしてみたらという発想を考えています。
で、一番簡単なのが「カフェ」併設です。
保健所に申請して審査して貰えれば営業出来ます。
保険ショップの入口近くに「カフェスペース」を作って、応接セットを幾つか置いて、バリスタの機器を借りればスタート出来ます。
コーヒー一杯300円として1日50杯出れば15000円のキャッシュインとなります。これが1ヶ月続くとすると、何と450000円のキャッシュインです。家賃とか余裕で支払えますよね。コーヒーの仕入れコストは30円位ですので採算は合いますよね。
保険ショップにいて来店が相次ぎ休憩も出来なかったということは稀だと思います。お客様が来られない間は、コーヒーを出す接客をして、お金を生ませるという単純な考え方です。
コーヒーで休憩中の方は、周りに置いてある「物」にも関心を持っていただけます。応接セットの周りに例えば「エンディングノート」を置いているとお客様が勝手に手に取って「欲しい」とおっしゃるかもしれません。「健康」や「美」や「資産運用」や「保険」の本が置いてあればご覧になって「この本が欲しい」とおっしゃるかもしれません。置いているだけでお客様のニーズ喚起が出来て、これが「物販」に繋がるという流れです。
実際に物販をしている「快活ショップ」(保険ショップという縛りでなく、もっと広く相続だったり葬儀だったり資産運用だったりとフィナンシャル全体のご相談が出来るショップ)では、物販で月30万円ほどの売上を上げています。こちらは仕入れコストがコーヒーほど安くはありませんが、収益には貢献しますよね。
こうした「変態」により、お客様は「飽きずに来店」下さり、口コミで今まで来店されなかったお客様が来店され、保険に繋がれば面白いと思いませんか。
スタッフも時間をもてあそぶということが無くなりますし、常に色々なお客様と保険以外でも接することでコミュニケーションの幅が広がると思います。
スタッフ研修のOJTとしても有効だとは思われませんか。
頭を柔らかくして、こうした「変態」、色々な企業・商材とのコラボこそが今後の主流になると思うのは、ネクタイ派手夫だけでしょうか。。。
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ネクタイ派手夫 11月10日12時04分