2016年07月14日 19時29分更新
保険ショップって、どこの店舗も全く同じ造りだと思いませんか。
つまらないですよね。
毎週イベントをやって工夫を凝らしている店舗も多いですが、店舗そのものにアミューズメント性が高ければ、こうしたイベントも必要で無いかと考えています。
「イベントで費やすコストを店舗のアミューズメント性を高めるためにかけてみる。」!
顧客に飽きられた保険ショップの次の一手に間違いはないと考えます。
こうした今後の保険ショップ展開のヒントになるような店舗が出来ましたので見学に行って来ました。場所はJR有楽町駅目の前のビルの地下一階。「ふるさとチョイスcafé」という店舗です。何の店?と言うと、何と「ふるさと納税」について分かり易く説明してくれて、その場でふるさと納税を活用できるという店舗なのです。
運営会社は、ふるさと納税のサイトを運営している会社でWEBだけでなくリアルに相談できる場所として開設されました。
この造りが秀逸!特徴を列記したいと思います。
①入口から「カーペット無しの床」で障害物もなく、しかも店舗全体がRで造られていて「角がない」ので車椅子も安心して入れます。バリアフリーを完全に意識した造りでした。
②中央に大型サイネージが設置されていてお客様と立ち話しながらサイネージに表示され
るインターネット画面を動かしながら説明が出来ます。
これだと通行人も何気に足が止まるので効果的だと思います。
③一応、caféですので、何処でお茶出来るのかと思えば、一旦靴を脱いで縁側を上がるとち
ゃぶ台がおいてあり、ここに座ってお茶を飲めます。
子ども連れの方はお子様を寝かせて話が出来るので小さいお子様連れの方にも喜ばれて
いました。子ども達もちゃぶ台自体を見たことが無いと思いますので、競い合ってちゃぶ
台に上がっていました。
当然、シニアの方々にとっては馴染み深いちゃぶ台ですので、多くのシニアの方が「普通」
にお茶されていました。
しかも、ちゃぶ台の背景のサイネージからは「ふるさとの原風景」が映像で映し出されて
郷愁感を盛り上げてくれます。5パターン位の風景が3分間隔で映り出され、思わず腰が
落ち着いてしまいました。
④少しだけ腰かけられるベンチが壁際に設置され、ここに腰かけながら話を聴かれている
方も多くいらっしゃいました。
次に保険ショップ造るのだったらこんな形にしたいなあと思っていた工夫が多くあり、リアルに参考になりました。
サイト業者がリアルなショップを作って情報を配信して行く、リアルなショップをたまたま通って「知る」ことが出来て、自宅に帰ってサイトを調べて実際にモノを「購入」するといった構図が現在の購買の流れだと思います。
その意味で現在の保険販売に非常に近く、ふるさと納税という目に見えないモノを売るという共通項もあって非常に関心を持って1時間強も滞在してしまいました。
保険ショップも造作そのモノを変えて行く潮目が来ていますね。
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ネクタイ派手夫 02月12日10時21分