2016年04月28日 17時44分更新
熊本、大分を中心とした地震も漸く落ち着いて来たようですね。
被災された皆様の一日も早い復興のお力添えに全国各地からボランティアも漸く参画できるようになりました。
こうした中、ボランティアに参画するためにはボランティア保険に加入するようにとメディアでも取り上げるようになりました。
そこで、ボランティア保険についてまとめたいと思います。
ボランティア保険を扱うのは全国各地の社会福祉協議会になります。
従って、社会福祉協議会及びその構成員・会員並びに社会福祉協議会が運営するボランティア・市民活動などに登録されているボランティア、ボランティアグループ、団体でないと加入できません。
登録されている団体とは、社会福祉法人、NPO法人、社会法人、財団法人、学校法人、医療法人、地方公共団体、その他地域福祉活動の推進に取り組む団体で、社会福祉協議会に登録をした団体を言います。
対象となるボランティア活動は、日本国内における「自発的な意思により他人や社会に貢献する無償のボランティア活動」のことを言い、次のいずれかに該当する活動を言います。
(グループが社会福祉協議会に登録されていることが必要となります。)
対象とならないボランティア活動とは、学校管理下にある先生や生徒のボランティア活動や免許、資格、単位取得を目的としたボランティア活動は上述の「自発的な意思による活動」とは考え難いものとして、これに該当します。また、PTA、自治会、町内会、老人クラブなどのボランティア活動以外の目的で作られた団体・グループが行う組織運営や団体構成員の親睦のための活動、報酬が時給等有償のボランティア活動も対象とはなりません。
ボランティア保険の補償内容は「ボランティア活動中の急激かつ偶然な外来の事故によりケガをした場合や、偶然な事故により他人にケガをさせたり他人の物を壊したことにより法律上の損害賠償責任を負わされた場合に保険金が支払われます。
ケガにはO-157などの食中毒や熱中症も対象となります。
補償プランは2パターンのみで、死亡1800万円、入院日額10000円、通院日額6000円、賠償責任保険5億円という保険金額で年間保険料はお一人650円と非常に安価となっています。
加入方法は残念ながらネット等では無理で直接お近くの社会福祉協議会に行って申し込みをして下さい。
このボランティア保険は日本火災海上保険が取り扱っており、合併の関係で現在は損保ジャパン日本興亜損保の取扱となっています。元日本火災出身者のDr.ウエノには非常に馴染み深い保険の一つです。
被災地復興の想いを持ってボランティアをされる皆様、万が一のことがあるといけませんので必ずボランティア保険に加入をしてボランティアに参画下さいね。
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