2016年11月24日 18時37分更新
日本経済新聞に先週、「金券の提供、生保自粛」の記事が掲載されていました。
小さい記事でしたが、保険代理店にとっては驚きの内容だったのではないでしょうか。
記事の内容は以下の通りです。
『生命保険業界は新規契約の際に図書カードやビール券などを配ることを来年から控える方針だ。保険料の割引を禁じた保険業法に触れる可能性があるためで、金融庁と業界団体が検討を進めている。換金性が高い電子マネーも自粛の対象とする方向で販売促進策に影響しそうだ。
業界団体が今後、加盟社に自粛を求めるのは換金性の高い商品。商品券やギフト券、航空会社のマイレージなども含まれる。「Tポイント」や「楽天ポイント」も対象となる。新規契約者に電子マネー「auウォレット」のポイントを提供しているKDDI(au)とライフネット生命保険は今後見直しを迫られそうだ。
文具類など換金性が低い商品は対象外。損害保険業界も生保業界の取り組みを参考に今後の対応を検討する見通しだ。』
以前から、金融庁から指示が出ると言われていたことですが、一歩先に生保業界で「自粛」という姿勢を取ったものです。
保険ショップでも、例えば、保険証券回収キャンペーンを展開した際に、個人情報を入手させていただく「御礼」として「図書券500円分」とか「クオカード500円分」とかをプレゼントしていました。500円という金額は「景品法」にも抵触しないとして長く活用されていた手法でありますが、今回こうした「換金性のあるモノ」については保険料の割引を禁じた保険業法に抵触する恐れがあるため、金融庁と業界団体が検討を進めていたものです。
金融庁は保険の成約に至った場合、「羊羹」とか手土産を渡す行為は日本の商習慣であり否定しないが、金券ショップ等で換金出来るものについては現金を渡しているのと同じで業法違反であるという姿勢を示していました。
噂では10月あたりに金融庁から監督指針が出ると言われていましたが、生保業界から自主的に「自粛」という形で落ち着きましたね。
「換金性のあるモノ」としては、「商品券」、「ギフト券」「Tポイント」、「楽天ポイント」「航空会社のマイレージ」なども含まれます。
10年前、「アフラックダック」プレゼントで集客できた時代もありましたが、この時もアフラックから一個250円とかで販推品として代理店が買ってましたよね。
それが集客力が無くなると、「保険相談したらポイント付与」とか「保険アンケートに答えていただけるとクオカードプレゼント」といった戦術に出て今日に至っているという流れだと思います。
今、お客様は、「モノ」では動きません。
お客様を呼び寄せる「コト」を集客のために開拓する必要がありますね。
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