2014年06月23日 11時03分更新
米コーヒーチェーン大手のスターバックスが、あの手この手の集客作戦を展開しているとの興味深いニュースが日本経済新聞に掲載されていました。
コーヒー中心のメニューだと利用者は朝や昼前後に集中しがち。
そこで、「アルコール」と軽食を提供し夜間の利用客開拓に繋げようと午後5時になると夜メニューが登場するとのこと。
「スタバ」が「酒場」に変身とは!?
記事にはその要因を次のように書いてありました。
『スタバがメニューの多角化を急ぐのはファストフードチェーンと独立系専門店の「挟み撃ち」にあっているためだ。ファストフード店はコーヒーに加え、スタバが強みを持つデザートの提供を開始。一方で、ひき立てのコーヒーを一杯ずつ丁寧に提供し、ラテが一杯10ドルもする独立系の高級スペシャリティーコーヒー専門店』への支持も広がっている。こうした高級店はニューヨーク、サンフランシスコなどの大都市で繁盛しており、スタバのお家芸の高級コーヒー市場を奪う可能性もある。コーヒーに加わえ、アルコールやおつまみを提供することはコスト増に繋がりかねない要因となる。ファストフード店や高級店との競争に打ち勝って利益成長に繋げることが出来るか、スタバは正念場を迎えている。』
なるほどねー。
日本のスタバも「酒場」になる日も近いですね。
でもこうした「変化」がなければ進化もしません。
保険ショップとしても参考になる事例だと思いますよ。
スタバでは別の対策も取っています。
それは「ドリンク受け渡しの『待ち時間』の短縮化」!
出勤途中の顧客で混み合った朝のスタバの店頭では注文したコーヒーの受け取りに時間がかかってしまい、客足が遠のく要因になる懸念があるとして発表されたのが「モバイル注文」!
スマホのアプリを利用し顧客があらかじめ特定の店舗に予約注文を出来るサービスで年内にも開始するとのこと。このサービスを利用すれば、店に着いたと同時に列に並ばずに飲み物を受け取ることが出来るらしいですが、それだと助かりますよね。
サービス業として、こうしたお客様の利便性を高める努力も必要ですよね。
日々、当たり前だと思っていることを、もう一度本当にお客様の目線で出来ているかを考え直すことが必要です。
この作業を日常化させ、常に「変化」していくことが求められています。
セブンイレブンが40年続いたことに対して鈴木会長は「変化し続けてきたから」とおっしゃっています。
この言葉を実戦出来るがどうかが保険ショップが生き残るかどうかの鍵であることは間違いないと思います。
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