2016年05月06日 17時38分更新
半年前に大阪府内のある小学校が調査した「4年生男子の将来の夢」が話題になっています。
Dr.ウエノもテレビで紹介されていたのでインターネットで調べてみました。
結果は次の通り!
1位 サッカー選手
2位 医者
3位 ユーチューバー
4位 公務員
3位の「ユーチューバー」って何?という驚きで話題になっていたのです。
「ユーチューバー」とはインターネットで調べてみると、「インターネット上の動画共有サービスであるYouTubeに動画を投稿し、広告収入を得る人たちのこと」(goo辞書)とありました。YouTubeを見てもらって稼ぐ人のことです。
有名なユーチューバーは1億円以上稼いでいるそうですが、ネットは使い方を間違えば相手を傷つけたり自分自身の人生を台無しにしたりする危険性をはらんでいます。ここを理解しないまま、子ども達が変な夢のために走ってしまうととんでもない世の中になってしまいます。きちんとしたネット社会の功罪を教育しないと近い将来、日本は怖すぎる現実と向かい合うことになります。
「10〜20年で約半分の仕事がコンピューターにとってかわられる」という話は良く耳にします。特に人工知能(AI)の登場で無くなる仕事に弁護士、税理士といった仕業の他に保険募集人も含まれていることは皆さんもご承知のことだと思います。
すでに駅は地方に行っても完全に自動改札機に変わり、工場ではほぼ機械だけで大量生産が可能となりました。ハウステンボスではホテルの受付、レジ係もロボットがしていて、この「ロボットホテル」を全世界に展開しようとしています。自動車も自動運転が可能になると、タクシーやトラックの運転手などの仕事はなくなるかもしれません。囲碁でもコンピューターが勝つなど、子どもに求められる力は確実に変化しています。
そういう視点で小4の将来の夢を見直してみると、上位はコンピューターに取って代わられる可能性の少ないものばかりです。そのあたりを子どもたちが敏感に感じ取って、ユーチューバーを目指しているとしたら、笑っている場合ではありません。
保険募集人もAIにとって代わられないような特殊な技能にしていく必要があります。単純なライフプランの組み立てやリスクマネージメントではなく、機械には出来ないおもてなしの心だったり、深いコミュニケーション力だったりを構築していく必要があると思います。
そうした中、今月には保険業法が改正となります。
意向把握義務、情報提供義務、体制整備義務が保険業法で保険代理店にも求められます。このラインをしっかり取り組むことがAIに取って代わられない技能に直結すると考えますが、如何でしょうか。
将来、保険募集人という仕事が残るかどうかは改正保険業法に向かう姿勢にかかっていると言って過言ではないと考えますよ。
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人見 輝也 11月25日10時22分