2015年09月14日 18時39分更新
前回のつぶやきでは、「人は見かけ」として、
「見かけ」「第一印象」の重要性について触れましたが、
以前、ある会社にプレゼンテーションに行った時の出来事。
相手は4人、こちらは3人。
冒頭、型どおりの挨拶から始って、
役員から無茶振りされた案件に無理矢理付き合わされている
といった感じで、相手はプンプンしていました。
リーダー役らしきお方は、一応の反応は示していますが、
他の3人は無反応で、その場には冷たい時間が流れていました。
中でも、リーダー格の隣に座っている御仁が
番犬のようにブルドック面で、時には睨み、時には関心がなさそうに
そっぽを向き、「なんて、無礼で嫌な奴なんだろう」と思って
おりました。
友好ムードのかけらもなく、やがて1時間が経とうとした頃、
思い切って、我慢に我慢を重ねて愛想笑いを浮かべながら、
そのブルドック野郎に話題を振ってみました。
心の中では、喧嘩になっても構わない、と思いながら…。
すると、どうなったと思いますか?
驚く事に、ブルちゃんは急に堰を切ったように話し出したのでした。
しかも、相好を崩して、
「人見さんとは数年前に電話で話したことがある」とか、
「今日の提案は理解できる」とか、
「実は、そこまでやろうとしても、人が足りなくて困っていた」等々。
本当に、「堰を切った鉄砲水」とはこのことか…
彼は話したかったんだ!
その出来事に釣られ、その場の雰囲気は一変、
なんとそのブルちゃんの左隣りのお方まで
「私は昔、人見さんの部下でした」なんて
昔話を始めちゃいました。
もちろん、その打合せはさらに1時間続き、
新しいプロジェクトは、順調にスタートすることができました。
めでたしめでたし。
人は見かけによらないものだ。
第一印象は当てにならないものだ。
先回のコラムと矛盾するって?!
いや、私の見かけが悪かったのかもしれない?
いずれにしても、見られる立場では、見かけを大事に。
見る立場では、我慢して、人を見誤らないようにすることが大事
なんでしょうね。
早めの喧嘩は損!損!
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