2012年12月25日 10時35分更新
一般社団法人日本住宅ローン診断士協会主催のセミナーに講師として参加させていただきました。
テーマは「太陽光発電・住宅ローン・保険を考える!」というもの。
太陽光発電は個人宅での導入も進んでいるということで、そこに住宅ローンの借り換えを使って資金を捻出するとか、当然保険も必要なので保険も考えようと言うセミナーでした。
皆さんは、太陽光発電設備の保険って、何を思い浮かべますか?
当然「モノ」保険ですよね。
太陽発電設備は個人宅の屋根にソーラーパネルを設置し、価格的には150万円程度はかかります。
屋根にあるので、台風の際に物が飛んできて破損したとか火災が発生して太陽光発電設備そのものも消失したということが考えられますので、まずは「火災保険」を考える必要がありますね。
太陽光発電設備は屋根にくっ付いているので、「建物」の一部となります。
従って、現在ご加入の火災保険に太陽光設備分だけ「保険金額を増額」することが一番簡単に保険加入できることになります。
また、太陽光発電を利用すれば、当然「オール電化」となりますので、「オール電化割引」を使って火災保険料を少し安くすることも出来ますね。
更に、太陽光が当たる場所の建物に設置されることが多いと思います。と言うことは高台に建っている可能性があり、だとすると「水災を補償しない」加入方法を取られると保険料をより安く安くすることが出来ます。
太陽光発電設備を設置することで「火災保険の見直し」が出来る訳です。
保険金額の増額は面倒だという方は、太陽光発電設備だけを単体で明記して火災保険に加入することも出来ますので、ご安心下さい。
また、太陽光発電を導入したいと言うことで近所の方が「見学」に来られることが予想されます。敷地内で転倒しておケガをされることも想像されますので、併せて個人賠償責任保険にご加入させておくと万全でしょう。
太陽光発電設備を設置する業者は、設置中に誤って隣接する家屋を損傷させてしまったとか、屋根瓦を落としてしまって駐車中の車を傷つけてしまったとか、或いは設置工事中にソーラーパネルを損傷してしまったといった事故に対応する保険に入っておく必要がありますね。
当然、設置の仕方が悪くて雨漏りがして家屋や家財に損害を与えることも考えられますので、所謂「PL保険」も必要だと考えます。
「モノ」がある所に「リスク」はあります。新しい「太陽光発電」には、新しい「リスク」が発生し、新しい「保険」が必要となります。
時代と共に動くのが損害保険。
太陽光発電設備に関する保険が今後色々出てくると思いますので、ご関心ある方は注目してみて下さい。