|

コンビニの出店=成長モデルの限界が明確に。保険ショップも同じ傾向に|ネクタイ派手夫の保険流通革命|ネクタイ派手夫

ネクタイ派手夫の保険流通革命|ネクタイ派手夫

ネクタイ派手夫の保険流通革命

Check

コンビニの出店=成長モデルの限界が明確に。保険ショップも同じ傾向に

コンビニエンスストアやスーパーマーケットなど小売・外食企業の「出店=成長」モデルが崩れ始めたことが報じられました。

 

ローソンは2019年度の店舗数の純増をゼロにすると明らかにしました。「徹底して加盟店オーナーを支援していく」と拡大戦略の転換を宣言し、人手不足で疲労する加盟店の競争力強化に力を注力するそうです。売り上げ増が見込める立地への店舗移転の支援のほか、10月までのセルフレジの全店導入などを通じて加盟店の経営を改善させます。店舗数が増えないのは、2002年以来、17年ぶりになるそうです。

 

セブン&アイ・ホールディングスも19年度の国内コンビニの店舗数の増加幅を150店と40年ぶりの低水準に抑えることを発表しました。セブン&アイも新規出店の抑制で、加盟店強化に軸足を移すと表明しました。

 

背景には、大量出店で、加盟店が昔のように稼げなくなり、1店舗当たりの収益力が低下していることがあると報じられています。コンビニ大手の成長の原動力は新規出店による売上高の増加でした。各社は加盟店の粗利益の一定割合を経営指導料として受け取ります。そのため、加盟店のすぐそばに新店をオープンさせた場合、加盟店には打撃となる一方、本部の収益はトータルで増えるケースが少なくありませんでした。

こうした利益相反関係は、共存共栄のはずの両者にすきま風を吹かせ、24時間営業を巡って本部とFC店が争う構図を作ってしまいました。

 

コンビニ市場自体も飽和し、コンビニ1店舗当たりの売上高の伸びは10年前に比べて1割に届かない現状で、一方、最低賃金は10年前に比べて2割強も上昇しました。

 

全く同じことが立地で伸ばしてきた保険ショップにも言えます。

保険ショップは全国に2300店舗以上あると言われていますが、出店している「商業施設そのものの集客力」に陰りが見え、高い家賃を払って365日休みなしで営業することがスタッフの労働条件、人件費も含め大きな負担となって来ています。コストについては、保険会社からのインセンティブや広告宣伝費の肩代わり等々で賄っていましたが、これを保険会社が支払えなくなったことで一挙に店舗運営が厳しくなっています。

保険ショップの出店での成長は既に数年前に終わりましたが、もう一度、保険ショップ繁栄の主要因は「立地ではなく、スタッフの教育とお客様へのおもてなしであった」ことを思い出して、軸足を戻して人の育成に注力すべきと考えます。これが出来れば売り上げはついて来ます。

 

とは言え、出店した保険ショップは「インフラ」として、まだまだ機能できます。折角、来店いただける場所があるのであれば、「インフラを多様化」させる工夫をし、様々な多様な個人情報を得て、個人情報の厚みを増し、データ化することで、新しいマーケットを発掘できると考えています。その工夫とは何かで、保険ショップはしのぎを削っていく時代に突入していると考えます。

関連キーワード:
生命保険  
損害保険  
access
クレジットカード
保険

とれまが保険は、一般社団法人日本ライフマイスター協会、一般社団法人保険健全化推進機構結心会、Insurance Service、三井住友海上、アフラック生命保険株式会社、セコム損害保険株式会社、富士火災インシュアランスサービス株式会社、ひまわり生命、エース損害保険株式会社、KABTO、アイアル少額短期保険株式会社の監修・記事提供を受けて運営されています。当サイトは閲覧者に対して、特定の金融商品を推奨するものではありません。当サイトに掲載されている情報は必ずしも完全なものではなく、正確性・安全性を保証するものではありません。当社は、当サイトにて配信される情報を用いて行う判断の一切について責任を負うものではありません。

一般社団法人 日本ライフマイスター協会 一般社団法人 保険健全化推進機構 結心会 Insurance Service

三井住友海上 aflac セコム損害保険株式会社 富士火災インシュアランスサービス株式会社

ひまわり生命 エース損害保険株式会社 KABTO アイアル小額短期保険株式会社

保険代理店 (457)

  •  生命保険

    生命保険(せいめいほけん)とは、人間の生命や傷病にかかわる損失を保障することを目的とする保険で、契約により、死亡などの所定の条件において保険者が受取人に保険金を支払うことを約束するもの。生保(せいほ)と略称される。

  •  がん保険

    がん保険(がんほけん)とは、日本における民間医療保険のうち、原則として癌のみを対象として保障を行うもの。癌と診断された場合や、癌により治療を受けた場合に給付金が支払われる商品が多い。保険業法上は第三分野保険に分類される。

  •  医療保険

    高額の医療費による貧困の予防や生活の安定などを目的としている。長期の入院や先端技術による治療などに伴う高額の医療費が、被保険者の直接負担となることを避けるために、被保険者の負担額の上限が定められたり、逆に保険金の支給額が膨らむことで保険者の財源が...

  •  年金保険

    年金保険(ねんきんほけん)とは、保険の仕組みを使い、保険料の拠出が前提となっている年金制度。主として私的年金のことを言うが、公的年金の仕組みを指すこともある。 先進国の公的年金はほとんどが保険料の拠出を前提とする制度を採用しており、財源を税のみで給...

  •  自動車保険

    自動車保険(じどうしゃほけん)とは、自動車の利用に伴って発生し得る損害を補償する損害保険であり、強制保険と任意保険とに分類される。農協や全労済などで取り扱うものは自動車共済と呼ばれる。

  •  損害保険

    損害保険(そんがいほけん、英: general insurance, non-life insurance 、仏: assurance de dommages)は、損害保険会社が取り扱う保険商品の総称。略して損保(そんぽ)とも呼ばれる。

  •  火災保険

    火災保険(かさいほけん)は損害保険の一つで、建物や建物内に収容された物品(住宅内の家財用具、工場などの設備や商品の在庫など)の火災や風水害による損害を補填する保険である。

Copyright (C) 2006-2024 sitescope co.,ltd. All Rights Reserved.