2019年04月11日 18時55分更新
「血圧を抑制するブドウ」や「内臓脂肪を減らすリンゴ」など、「機能性表示を認められる果物」が広がってきたことが報じられました。
JA全農は長野県、信州大学と連携し、県産ブドウ「ナガノパープル」を機能性表示食品として届け出たそうです。同大が中心となり、血圧抑制に一定の効果があるとされるアミノ酸の一種「GABA(ギャバ)」が含まれていることを立証。受理されればブドウで初となります。「ブドウを食べて血圧を抑制しませんか」というキャッチだと売れますよね。
この長野県産「ナガノパープル」は、巨峰より大粒で糖度も高い分、国内の店頭価格は1房1000~5000円と非常に高いですが、「機能性表示食品として売り出す」ことで高価格でも買ってもらいやすくしたいとの考えです。
消費者庁によると、同庁が機能性表示を認めた食品は約1700件だそうで、広く食べられているかや、既にある情報を確認するなどして安全性を評価した上で届け出を受理するそうです。
生鮮食品で初めて機能性を表示したのは、静岡県の「三ケ日みかん」で、だいだい色の色素である「β―クリプトキサンチン」が骨代謝の働きを助けることが2015年に認められ、その後、県産ミカン「とぴあみかん」「清水のミカン」「西浦みかん」も表示を認められました。
リンゴでは青森県の「プライムアップル!(ふじ)に抗酸化作用や内臓脂肪の蓄積を抑える効果などがあるポリフェノールの一種が含まれることが認められました。つがる弘前農業協同組合(青森県弘前市)によると出荷価格は通常品より3割高いそうです。農家の高齢化などで県産リンゴの生産は減少傾向が続く中、単価のアップで農家の所得向上などにつなげたい意向とのことです。
ネクタイ派手夫の子ども頃は、お腹を壊して小学校を休むとりんごをすり下ろしたものを食べさせてもらったり、風邪で休むとバナナを食べさせてもらった記憶があります。その意味では、特に「シニアにとっては果物は健康に良い」というイメージが底辺にあり、それがきちんと機能が認められれば顧客が食べようという行動に出ることは間違いないと思います。
保険も健康増進型保険が相次いでいます。保険に加入する目的がなくなってきた中、保険に加入することを切っ掛けに健康になろうという企画です。健康になるためだったら皆さんお金を惜しまれません。その意味では、付加保険料を高く設定して、色々な健康になるためのアイテムにチャレンジできるという商品があれば売れると思います。
保険会社に付帯サービスを期待するのではなく、保険代理店自らが健康に関する付帯サービスを構築し、お客様に提案できれば、フィーを取ることが出来ると考えます。
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