2019年01月10日 18時59分更新
昨年からの一つの潮流は「定額払い」だと思います。
最も衝撃的だったのは、トヨタの愛車サブスクリプションサービス「KINTO」ではないでしょうか。サブスクリプションとは、モノを利用した期間に応じて対価を払うしくみのことで、「定額制」のサービスを言います。
この根底には、「所有せず必要な時だけ使いたい」、「購入してもいらなくなったら売る」、「売るためにキレイに使う」など、『モノへの価値観の変化』にあります。
車も同様で、好きなときに乗りたい車を自由に選び、気軽に楽しみたいというニーズが高まっていて、トヨタはこの流れをうけ、クルマをつくる会社からモビリティに関わるあらゆるサービスを提供する「モビリティ・カンパニー」へと変革をはかっています。
「KINTO」の発表にあたり、豊田章男社長は以下のように述べておられます。
「クルマが誕生してから100年以上にわたって人々に愛されてきたのは、便利だからだけでなく、所有する楽しさ、運転する楽しさ、移動する楽しさなど、人々に様々な『楽しさ』を提供してきたからだと思います。クルマが欲しくなったら簡単にクルマライフをスタートし、違うクルマに乗りたくなったら乗り換え、不要になったら返却する。必要な時にすぐに現れ、思いのままに移動できる、まさに『筋斗雲』のように使っていただきたいと考え、『KINTO』と名付けました。」
好きな車を選ぶと、税金や保険の支払い、車両のメンテナンスなどの手続きなどはすべてセットで定額料金となります。また、コネクティッド技術を活用した安全運転・エコ運転の度合いや販売店への定期入庫などをポイント化し利用者に還元するプログラムも展開予定で今年初めのサービス提供を予定しています。
「定額払い」は他にも多くあります。
・20万円~30万円の高級ブランドバックが月額6800円で借りれるサービス
これはブランドバックを色々な場所に持って行って写真をSNSに投稿するために活
用する人が多いそうです。
・数百万円する高級腕時計が月21,384円で借りれるサービス
起業した社長等にニーズが高いそうです。
・超高級車が月432,000円で借りれるサービス
・六本木や青山、丸の内等といった場所で月9,000円から事務所をシェアで借りれるサービス
・月15,000円でフランス料理と22種類から飲み放題が何度でも楽しめるサービス
レストランは六本木にあって指紋認証で入れます。
本来、保険代理店も顧客の資産形成、マネープラン作り等フィナンシャル全般のアドバイザーとしてフィーを取るべき存在だと思います。
2019年は、保険を取って手数料を貰うスキームから、資産形成管理等々で定額払いフィーを貰うフィナンシャルアドバイザーに変態する1年になるかもしれませんね。
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