2013年01月08日 16時05分更新
2012年の全国の交通事故死者は、4411人と、前年より201人少なく、12年連続で減少したという新聞報道がありました。
4500人を下回ったのは、何と1951年以来とのこと!
ネクタイ派手夫も生まれていなかった時以来というからビックリですね。
1951年というと昭和26年ですからね。
自動車が現代のように沢山走っていなかったにもかかわらず交通事故死者が多かったというのも不思議な感じがしますね。
ちなみに、死者を年齢別にみると、65歳以上の高齢者が全体の51.3%を占め、構成比率では過去最高を記録したようです。
また、飲酒運転による死亡事故は前年比6.3%減の252件。
独立した記録のある1990年以降で過去最低を更新したようです。
国民の意識が高まった結果ですね。
死者数を都道府県別にみると、最多は愛知県の235人で、2年連続のワースト1位。
次いで、北海道と埼玉県の200人、東京の183人、大阪の182人の順。
最小は、鳥取県の30人、次いで徳島県の32人、山形県と福井県の37人と続きます。
年間30人の交通事故死がないというのは凄いですね。
昭和30年代から40年代にかけて、日本は高度経済成長期で、モータリゼーションが進み、交通事故死者数は1万6000人を超え、交通戦争と言われていました。70年にはピークを迎え、一旦は減少して行ったものの、80年中盤から再び増加に転じて1万人を突破し第二次交通戦争と言われる状態になったのに、何故これほどまでに交通事故死者数は減ったのでしょうか。
直近の推移は次の通りです。
2002年 同 8,326人 同 936,721件
2003年 同 7,702人 同 947,993件
2004年 同 7,358人 同 952,191件
2005年 同 6,871人 同 933,828件
2006年 同 6,352人 同 886,864件
2007年 同 5,744人 同 832,454件
2008年 同 5,155人 同 766,147件
2009年 同 4,914人 同 735,688件
2010年 同 4,863人 同 725,773件
エアバックの完全普及、衝突防止装置付きの自動車といったような「車両の安全性能の向上」と「救急医療の高度化」が死者数の減少に寄与していると考えられています。
とは言え、2時間弱の間に1名の交通事故死が発生している現実ですので、安全運転には常に気をかけ、自動車保険もしっかりした補償内容で加入しおく必要があると考えます。
自動車保険の補償内容の見直しもきちんとやってみましょうね。