2013年10月15日 12時40分更新
20年前のソニー生命会長室。
「あんたに頼みがある。
代理店営業部門を担当してくれないか。」
「それだけは、お断り申し上げます。
あたしゃLP(ライフプランナー)第一号で、ミスターLPのつもり。
LPの競合作りに加担したくはありません。」
しかし、押し切られた。相手はなんせ敬愛するM・M会長だ。
どうしよう。
代理店にはLPと同じように対応しようか。
しかし、なんか違う。
そうだ、この人たちは「独立事業家的」ではなく、本当の「事業家」
なんだ。
保険を売ることが全てではなく、経営することが全てなんだ。
経営のヒントを提供しなければ。
でも、私はセールスプロセスは教えられても、経営は教えられない。
せめて従業員教育はお手伝いさせていただこう。
「ソニー生命ビジネスカレッジ(SLBC)」を創った。
後に、エジソン生命保険で働かせていただいた。
ここには世界のGEのマネージメント・ノウハウがあった。
「GEマネージメントを梃子に代理店経営にベストソリューションを
提供する。」
このスローガンを掲げ「エジソン・マネージメントユニバーシティー」
を創った。
その頃は、保険代理店経営者の中から、盛田昭夫やジャック・ウェルチ
が出てきて、上場するほどの会社が登場することを期待して夢見た。
12日、一般社団法人保険代理店協議会のセミナーに出席した。
その場で、その夢の実現の兆しを感じた。
それにしても、皆さん、立派になったものだ。
保険代理店業界はやんちゃで伸び盛りの10代は過ぎ、いよいよ、
オトナ扱いされる時期に来ているらしい。
監督官庁の規制が厳しくなってきている事(適正化)は、オトナとして
見られている証拠だ。
法令等を遵守し、
お勉強して自身の価値を高めなさい。
という事。
オトナとして当然のことが求められている。
もう、「少年A」では済まされなのだ。
あれから、20年。ここを超えれば本物だ。
もう一息だ。
尚、余談だが、会場で「子育て保険アドバイザー」に対するご質問・
ご意見をたくさんいただいた。
第二回目の「子育て保険アドバイザー」資格試験の受付と「ベネッセ・
オススメショップ」の受付を、11月1日から開始する。こちらの方も
よろしくお願いいたします。
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