2015年07月13日 18時32分更新
電車やバスに乗ると、
しょうがなく感じることが多い。
ある国の人が「わが国ではリュックは前に抱いている。」
さすがマナーを重んじるお国柄だと感心したが、
よく伺ってみると、事情はマナーの問題ではなさそうだ。
つまり、リュックを背負っていると、
開けられ、大切なものを抜かれてしまうということだ。
いやはや、言われて見ればそうかもしれない。
自分ごとだが、リュックを背負って乗り物に乗る時に、
一番出し入れしやすく、しかも、自分からは全く見えない、
に位置するポケットに、
しかし、今まで盗難にあったことはない。
そういえば、若夫婦は大切な赤ん坊でさえ背負っている。
イタズラされる懸念はない。
何とも世界に誇る、日本人のモラルの高さ。安全の国、日本。
先日、女房殿とスーパーマーケットに買い物から出掛けた際、
帰ってきてしばらく経ってから、彼女が、袋詰めしたカウンターに
財布を置き忘れたことに気がついた。
取りに戻ったが、ごく当然のように財布は保管してあり、
無事に手元に戻ってきた。
実は私も、東京駅の切符自動販売機に財布を置き忘れ、
これも数時間後に遺失物の窓口で受け取ることができたことがある
昔、「日本人は水と安全はタダだと思っている。」と言われたが、
相変わらず奇跡の国だと改めて思う。
最近、友人がウィーンに観光に行って、ちょっと目を離した隙に
パスポートやら財布やらすべて盗難にあったと聞かされた。
話は変わるが、若者が海外に出ないのは、洗浄トイレがないからだ
と言われて、変に納得したことがある。
テレビでは除菌剤のコマーシャルが盛んだ。
「世界一安全の国、日本」
「世界一無菌の国、日本」
「世界一長寿の国、日本」
やはり日本は奇跡の国なのだろうか。
この「世界一安全の国」で「潜在的リスク」
大変だね、ご同輩。
やはり保険コンサルタントは、たやすい仕事ではないようです。
しかし、リュックサックを背中で背負えるありがたさを
もう一度皆で見直しましょう。