雪のリスク｜とれたて！損害保険｜上野 直昭

雪のリスク

 

 

 

成人の日の１４日、東京では７年振りの積雪となりました。

折角の成人式でしたが、インタビューを受けていた二十歳の若者たちは逆に記念になりますとポジティブな発言をしていて、頼もしく感じました。

 

Ｄｒ．ウエノの自宅近くの坂では昨日昼過ぎから事故が続出しました。

坂道を登れると思って進入したもののスリップして、後続車と衝突したり、スリップして車線を飛びだし衝突といった事故が終日続きました。

雪に慣れない所では、積雪があると直ぐに交通事故に繋がりますね。

 

でも、スリップして動けなくなった車両を通行人の方々が押し掛けする姿も頻繁に見られました。日本の良さを感じた瞬間でしたが、通行人の方も押し掛けしている最中に、車両がスリップして巻き込まれたり、突然発進して転倒するという事故も良くあるので注意が必要ですよね。

雪国では脱出させるために後輪にショベルを噛まして押し掛けしていて車両が発進した際にショベルが押し掛けしてくれていた人の足にあたり切断といった事故もありますので、善意で押し掛けされる方も十分にリスクを想定しつつされないといけませんね。

 

また、道路では大勢の方々が転倒していました。

転倒してケガをして救急車で運ばれる方も多かったようで、交通事故多発の道路事情の中、終日、救急車のサイレンも聞こえていました。

こちらも善意で道路の雪を除雪されている方も見かけましたが、慣れない除雪中に転倒してケガをされることも多いので注意が必要ですね。

 

東京の新名所の東京スカイツリーもテレビ取材を受けていましたが、ここのリスクは別のものでした。

それは、東京スカイツリーに付着した雪の落雪事故。

固まった雪が高いところから落下すれば大きな事故に直結するとして警備員の方々はスカイツリー近くにお客様が通らない様に交通整理されていました。

 

このように「雪」一つで、多くのリスクが生じます。

交通事故、転倒事故、落雪事故、更にもっと大雪になりますと雪の重みによる家屋の倒壊事故も発生します。電車や飛行機等も運行が止まれば「モノ」リスク以外のリスクも生じて来ますね。

「雪」一つで、これだけ多くのリスクが生じるのです！

 

損害保険の自動車保険、火災保険、傷害保険は、こうした「雪害」も補償しています。

万が一のことを常に想定した対応が必要だと思い知らせてくれた「積雪」でしたね。