2014年02月17日 13時10分更新
「『日本の家は狭いから、
もう、これ以上ソニー製品を置く場所がなくなった。
なので、置き場所に困らない生命保険を売り出した。』
ーこれが、ソニー生命誕生の本当の理由だろう?」
と、創業者の盛田さんは、親しいアメリカ人の友人に言われた。
盛田さんお気に入りの話だった。
開業時、ソニー・プルデンシャル生命保険の名刺を出したとき、
受け取った人が、しみじみとその名刺と私の顔を見て
「こんな、一流企業の名を語っていいのかよ??」と
責めるように言ったのを覚えている。
挙句の果てに、こう言った。
「テレビ壊れたら直してくれる保険?」
「ソニー」と言えばテレビ。
そんな時代の私たちの、精一杯の悔し紛れの冗句は、
「いつか、『へーっ、ソニーって保険以外にテレビも作ってるんだ』
と言われる時代が来る。」
だった。
長生きはするもんじゃない。
まさか、生きているうちに、本当にそんな時代がそこまで来ようとは。
ソニーが、テレビ事業とコンピュータ事業を手放すって。
35年前、自分の新婚家庭にソニーのテレビが欲しかったけれども、
手が届かず、諦めた思い出がある。
学生時代、就職も、学年で成績上位5%に入っていないと受験も
できなかった。はなっから手が届かない。
「SONY」は特別だった。
現在、「ソニーの事業は生保、損保が支えている」と報道されている。
「私たちの夢が叶った!」
なんて快哉を叫ぶ気はまったく起こらない。
なんだかな~
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