2018年09月27日 18時17分更新
「かばん持ち」という言葉は今では死語でしょうか。
辞書をみると「かばん持ち」とは次のような言葉とされています。
『鞄を持つ役割の人。上司の鞄を持って随伴する人、転じて上役にいつも付き従っている人を指す蔑視を含んた表現。似た意味の語に「腰巾着」がある。』
余り良くない意味にされていますが、今、この「かばん持ち」をインターンシップに活用しようとする動きがあります。
筑後信用金庫と久留米工業大学は信金の取引先中小企業の社長の“かばん持ち”を久留米工業大の学生に体験してもらうインターンシップを始めました。学生は8~9月の2日間、地元企業の社長と行動を共にするという企画で、中小企業の経営を学んでもらい、キャリアデザインの形成に役立ててもらおうというもの。
インターンシップを通じて地元への就職や定住を後押しする狙いもあるようですが、非常に面白い企画だと思います。
最近、拙著「顧客本位の変わる保険営業」を読まれた保険代理店さんから保険代理店を10店ほど集めるのでセミナー開催して欲しいとの依頼を受けて、数か所でセミナー開催して来ました。最初1時間30分ほど本の内容を含めた「3年後に生き残るために今何をすべきか」の講演をさせていただき、その後、参加者全員で意見交換するという形式で開催させていただいています。
この中で参加された保険代理店さんの苦労話が飛び出します。
「複数の物件を持っている地元企業から初めて火災保険の契約を貰った。この後、台風が近づいて来たので、一晩中、火災保険を貰った物件の前に車を停めて、何かあったら直ぐ動くつもりで見守った。台風が通過した後、物件の隅々を目検して何もなかったことを契約者に連絡したら社長が感激してくれて、その後、全ての物件の火災保険を貰った」
「24時間、事故があったら飛んでいく体制を30年以上今でもやっている」
「昔は保険会社に土日に行って社員と一緒にダイレクトメールを作って月曜日に発送して顧客開拓をして来た」
「今でも法人に対しての飛び込み営業を社員全員で取組んでいる」
今、保険代理店さんをされている多くの方々は、こうした色々な体験を経て今があります。こうした苦労話を聞くことは大変参考になります。保険代理店店主の「かばん持ち」をして一緒に営業して、こうした経験話を聞いたりする機会を作ってみては如何でしょうか。新人募集人だけでなく、ベテラン募集人も、改めて代理店社長・店主と同行して「かばん持ち」をして貴重な体験・経験話を聞くことで、もう一度、自身のモチベーションを上げてみては如何でしょうか。
全国の保険代理店の皆様、セミナー開催をして、地元保険代理店の声を一緒に聞いて、初めの一歩を出してみませんか。
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ネクタイ派手夫 04月20日18時24分