2016年01月14日 18時45分更新
日本生命がライフプラザパートナーズを買収というショッキングなニュースが流れて来ましたね。
日本生命はお嫌いだった保険ショップもライフサロンを買収することで参画し、今度はもっとお嫌いだった複数の保険会社を扱う訪問販売型の代理店をも手中に入れたことになりますね。日本生命は所謂セールスレディ体制を維持するため銀行窓販にも消極的と、徹底して「従来の営業体制」にこだわっていましたが、三井生命も買収し、ここで窓販拡大を図ろうともしています。第一生命に抜かれプライドが傷ついたとはいえ、ここまでやるかという徹底した路線変更とこのスピード感は流石と思いますが、同じ外販部隊として重複するライフプラザパートナーズの買収は異様と思える行動にも思えますね。
ライフプラザパートナーズは2000名を超すほどの募集人がいましたが「委任型募集人違法」との金融庁監督指針の変更に伴い大幅に減少したものの、今でも700名ほどの募集人を有する巨大代理店であることに間違いはありません。しかも元々ソニー生命の方が代表を務められていますので、所謂ライフプランニングが出来ることを売りにしています。今残られている募集人にそこまでの力はないと言われる方も多いですが数は力です。侮れないと思う一方、流石に日本生命の子会社化には反発され、今在籍する多くの募集人はやめられるんじゃないのかという危惧も感じます。と言っても日本生命は「箱」が欲しかった訳で募集人を入れ替えても箱は機能しますから問題はないと思いますが。
日本生命はライフサロンを買収し、そのままの勢いで「ニトリの保険ショップ」もライフサロンが運営する形で「ニトリのマーケット」にも参入しました。ニトリのマーケットは来店されるお客様というよりは社員の保険募集に注力されているようなので、外販部隊が必要だったのだと思います。
全国のドコモショップが来年保険販売をスタートさせるとしても今から人を育てることは至難の業だと思います。保険はあくまで「人」で決まります。ドコモショップで保険の意向把握とニーズ喚起をして後は訪問販売部隊がローラーをかけ、複数の保険会社の商品を提案すれば成果は出ると簡単に予想されますよね。
日本生命が株式を所有している数多くの企業で保険事業参入を検討している所は多いと思います。ここに日本生命主導で保険代理店を設置し同様の仕組みを導入されたら如何でしょうか。流石に保険マーケットは枯渇しますよね。多くの委任型募集人が業界から退場し更に来年施行の改正保険業法に耐えられない代理店が少なからず業界から退場する中、一部浮遊するマーケットをこうした形で押さえられては勝ち目がないと思います。
勝ち残るために保険代理店は集結・団結する時を迎えていると考えています。保険会社の垣根を超え全国の保険代理店が真に志で終結し戦略を立てる時が来ていると考えます。まさに戦国時代に突入します。下剋上を興すためにも集結・団結しませんか?
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