2016年01月14日 18時58分更新
「今年の年末年始は休みが少ないね」と言った会話を聞きますが、保険ショップには休みはありません。出店している商業施設が大晦日まで営業し、更に元旦から営業されますので当然保険ショップも営業をしています。保険会社は全て休み、大型訪問型保険代理店も全て休み、こんな時に利便性の差を保険ショップに感じていただければ有難いですね。
「こんな年末年始に保険加入?」という声もありますが今年で言えば28日が御用納めで帰省しなければ年末年始の準備に商業施設に行かれますよね。29日~31日に商業施設に行かれて保険に加入される方って皆さんの想像より遥かに多いのです。だって他にやることもなく時間がありますからね。なかなか忙しくて保険相談したけど加入にまで至っていないという方も意外とこのタイミングで保険ショップに立ち寄られ加入されていきます。「やっと来れて、やっと保険に加入出来て良かった」というお客様の声は、やってみなければわからない現象だと思います。
一方、帰省された方が地元の保険ショップで保険加入されるケースも多いです。定年になったら地元に戻るので保険は地元の代理店で加入したいという方も多く、また久しぶりに両親と会って年を取ったなーと痛感されると何か保険無いかなと相談に来られる方も多くあります。地方に行くとアミューズメント施設が都心の様に有り余るほどありませんので行くとすると地元の商業施設に行ってしまいますよね。地元に戻って両親の元気な姿を見て心に余裕があるこんな時こそ保険ニーズが花開くのです。
従って、年末の最終三日間に僅か一店舗で年換算保険料1000万円近い売り上げをするところもあります。本当の話だから凄いですよね。
お客様が時間の取れるタイミングで店舗が開いている!しかも年中無休なので安心して何時でも行ける!店舗なので電話予約も出来て時間のロスもない!
だからこそ一般の保険代理店との差別化が出来る訳ですが、この年中無休を実現する産業障壁は保険代理店にとって決して低くはありません。
でも、「ニトリ」や「ドコモショップ」にとっては当たり前のこと。家具、携帯電話以外で言うと、「コンビニ」が、「飲食店」が、「家電ショップ」が、「書店」が、「レンタルビデオショップ」が、「ガソリンスタンド」等々は容易に保険ショップ事業に展開できますよね。
こんな時代が2016年には現実化しようとしています。元来顧客利便性の高い企業の保険事業参入は脅威以外の何物でもありません。勝ち残るには何をすべきか?この選択を間違えれば保険代理店の存続はあり得ないと考えます。
年末年始お休みの保険代理店経営者の皆様、時間をかけてじっくり考えてみては如何ですか。
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上野 直昭 11月05日10時11分