2014年03月03日 12時12分更新
先週2月25日放送のテレビ東京「ガイアの夜明け」をご覧になりましたか?
現在、ネット通販が拡大し、更に実際の店舗にお客様が足を運んだとしても、スマホで価格を調べられ価格の安いネット通販や他の店で買うという、所謂「ショールーミング」が広がっている中、企業は実際の店舗でどう商品を買っていただくかに頭を悩ましています。
そこで、「目の前でお客様の心を掴んで」買っていただく気にさせる接客に力を入れている企業に注目と言うことで三つの会社を紹介していました。
一つは、業績悪化でビックカメラの傘下に入った家電量販店のコジマ。
東京に女性店員が実に8割(通常は3割)という店舗を開業し、高齢者や主婦に丁寧で分かり易い接客による逆襲に転じようとしていました。しかも、店内には女性店員の等身大ポップがズラリとならんで、お客様との距離を縮めようとしていました。
二つ目は、九州で1店舗当たりの商品数が21万点という平均的なホームセンターの4倍という圧倒的品揃えが特徴のハンズマンが紹介されていました。
コピー用紙を「ばら売り」するとか、「商品の部品だけ欲しい」というお客様の無理難題にも「NO」とは言わず、要望通りの商品が無ければメーカーと掛け合って作ることもあるという完全顧客主義で拡大しているとのことでした。
三つ目は、東急ハンズ。
ここは一度途絶えかけた「実演販売」を大復活させました。
売り場経験15年以上のベテラン社員を選抜して専任チームを結成し、お客様の心を掴みながら商品の良さをアピールする技を徹底的に訓練していました。
これにより店に「置いておくだけ」だと1日数個しか売れない商品が、70個以上売れることもあるなど、通常の5倍の販売力に変わることが紹介されていました。
テレビの中で責任者が「通行人をお客様に変える瞬間がある」と話されていて、まさにその通りだと感じました。
こうした各企業の「接客」って、参考になりますよね。
何度も言っていますが、保険ショップも「サービス業」であり「小売業」です。
「接客」あっての仕事です!
漫然と仕事をルーティーンのようにするのではなく、日々、「瞬間瞬間」もお客様をしっかり「観察」して、「工夫」して、「お声掛け」して、「信頼関係を作る」ことが必要です。
いよいよ3月!
年度末という会社も多いと思います。
保険ショップは昨年の3月のような大爆発的な成績はないと思いますが、学資ニーズでお客様が一番多い月を迎えます。
もう一度、お客様ときちんと接しているかチェックしてみては如何ですか?
漫然と店舗に立っていてはダメですよー。
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